管理人のイエイリです。
東日本大震災の被災地に立てる仮設住宅の建設計画を、米国の建築家、キモン・オーヌマさんや災害地支援活動を行っているレス・ハマサキさん、そしてドーム型仮設住宅のメーカーであるインターシェルター社が、BIMを使いながらネット上でコラボレーションして進めています。
“BIM版トモダチ作戦”とも言えるこの取り組みは、これまでも「電力や食糧も自給!米企業が提案するエコな仮設村」や「"BIM版トモダチ作戦"!米国建築家が被災地の復興計画を作成」、「建設費は約200万円!"BIM版トモダチ作戦"が進化」といった記事で随時、最新情報をお伝えしてきました。
そのプロジェクトがさらに具体化してきました。昨日、インターシェルター社の社長を務めるドン・カブレーさんから入った情報によると、
4月12日ごろ、ナ、ナ、ナ、ナント、
2棟が東京に到着した
というのです!
同社の代理店が被災地に寄贈したもので、津波の被害が一番大きかった2つの町に設置される予定だそうです。
東京某所に空輸されたドーム型仮設住宅(Photos: Courtesy of Don Kubley) |
フォークリフトで機外へ搬出(Photos: Courtesy of Don Kubley) |
巨大な輸送機(Photos: Courtesy of Don Kubley) |
カブレーさんの情報によると、今後の数カ月間に、
数千棟を配送できる見込み
とのことです。
具体的なことは分かりませんが、今後、被災地のあちこちで、このドーム型仮設住宅が見られるようになるかもしれません。台船の上にも設置できるようなので、幅広い用途に活用できそうです。
台船に設置した例(Photos: Courtesy of Don Kubley) |
ひょっとすると、“BIM版トモダチ作戦”は、ホンモノのトモダチ作戦に組み込まれつつあるのかもしれませんね。