ここだけの話が炸裂!大盛況だった第1回「OPEN BIM café」
2011年5月23日

管理人のイエイリです。

これまでのBIMのセミナーといえば、特定のソフトのユーザーを対象としたものや、また講演者と受講者に分かれた講義形式のものが一般的でした。そして、開催も昼間がほとんどだったのではないでしょうか。

こんなBIMのセミナーの常識を打ち破る画期的なイベント「OPEN BIM café」の第1回が、5月20日にシェルパが東京オフィスで開催されました。

その特徴は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

くつろいだ雰囲気でBIM

 

をオープンに語り合う場なのです。

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開催に先立ち、あいさつするシェルパ代表取締役の高松稔一さん(左)。「OPEN BIM café」のロゴにある芽(円内)は、BIMによるビジネスを育てる場を象徴しているとのこと(右)(写真:家入龍太。以下同じ)

開始時間設定は金曜日の午後6時半。会場には定員の20人を上回る35人が詰めかけました。第1回のゲストスピーカーは日建設計の“BIMチャンピオン”である山梨知彦さんが務め、「日建設計・山梨グループのBIM」と題して講演しました。

CNC加工機を使って現代版の「追っ掛け大栓継ぎ」を実現した木材会館や、CFD(熱流体解析)によって“打ち水効果”の利用を実現したソニー大崎ビル、照明のシミュレーションにより自然光を取り入れ、数千個のLED照明を活用したホキ美術館などの事例を紹介しました。

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会場は立ち見も出るほどの大盛況

少人数のクローズドな場だからこそ話せる“ここだけの話”もあり、参加者はマイクを使わず、間近で見る山梨さんの迫力ある話に引き込まれていました。

休憩時間にはビールやワインなどのお酒も出て、セミナーを再開。今度は私が「設計から施工、維持管理へと広がるBIM活用」と題して、5月11日~14日まで米国ニューオーリンズで開催されたアメリカ建築家協会(AIA)全米大会で講演した東日本大震災でのGIS活用や仮設住宅建設におけるBIM活用、現地で取材した最新の設計、施工におけるBIM活用事例についてお話ししました。

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日建設計の山梨知彦さんの「日建設計・山梨グループのBIM」と題する講演(左)。イエイリも施工などでのBIM活用事例について講演しました(右)

最後に、5月13日に発売されたばかりのBIM対応のFM(ファシリティマネジメント)ソフト「ArchiFM13 日本語版」の発売元であるハンガリーのvintoCON(ビィントコン)から来日した多田真理子さんが製品の概要を説明しました。

セミナー終了後は参加者が主役となってBIMをどのように活用し、参加者自身のビジネス力向上を図る「パワーディスカッション」がスタートしました。

異なるベンダーのBIMツールを使う建設会社や建築設計事務所、官公庁、ソフトベンダーからの参加者が会場のあちこちで輪になり、BIMの活用についての情報交換や、新しいビジネスなどのアイデアをパワフルに話し合っていました。

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パワーディスカッションの様子

予定時間を1時間オーバーして、10時ごろに“中締め”となりましたが、その後もパワーディスカッションの勢いは

 

深夜にも及んだ

 

とのことです。

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中締め後も会場ではパワーディスカッションが続いた

今後も毎月第3金曜日の午後6時30分に開催される予定です。シェルパはfacebookに「OPEN BIM caféのページ」を作り、情報発信しています。参加希望の方はのぞいてみてはいかがでしょうか。

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