受注率アップの新戦略!3DマイホームデザイナーPROのユーザー会
2011年5月26日

管理人のイエイリです。

住宅デザインソフト「3DマイホームデザイナーPRO」を発売するメガソフトは、5月20日、東京・有明で工務店や建築設計事務所などの業務ユーザーを対象に、「第1回3Dマイホームデザイナーユーザーフォーラム」を開催しました。

このソフトには、一般ユーザー向けとプロ向けのバージョンがあり、2009年5月現在での販売本数は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

56万本

 

にも及ぶ、ベストセラーソフトなのです。

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同時開催の「住宅設備・建材EXPO2011」の展示会場に出展したメガソフトブースと同社の井町良明代表取締役(右から2人目)(写真:家入龍太)

フォーラムの第一部の「パワーユーザーによるパネルディスカッション」でした。テーマは、3Dを生かしきることにより「集客率アップ・受注率アップ・コストダウン」を図ろうというものです。

パネラーは山憲工務店(埼玉県寄居町)代表取締役の山口幸隆さん、DSK(埼玉県春日部市)代表取締役の成田孝満さん、寺岡建築設計事務所(東京都町田市)代表の寺岡千恵子さんです。

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第1回3Dマイホームデザイナーユーザーフォーラム」の会場風景(左)とパネラー(右)。右から山口幸隆さん、成田孝満さん、寺岡千恵子さん(写真:家入龍太)

2003年のテレビチャンピオン「大工王選手権」に出場経験もある山口さんは、ノートPC一つでローコストな住宅営業ができることに着目。このソフトを導入しました。自社のウェブサイトを住宅展示場代わりにすることで「WEB集客」を図り、予算が合わないなどの理由で困っている施主を獲得。受注につなげているそうです。

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テレビチャンピオン「大工王選手権」に出場したときに作成したCG(左)と現在も旅館として稼働中の建物

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予算が合わず、WEB経由で相談に来た施主に対して提案したCG(左)と実際の建物(写真、資料:山口幸隆氏)

成田さんは以前、下請けで見積もりの業務を行っていましたが、受注率が10分の1と低いのが悩みでした。そこで3Dの強みを生かして自社で顧客を獲得することにチャレンジした結果、

 

受注率が2.5倍に

 

アップしたそうです。

ある施主からは寝室をリビングルームに改造するため、押し入れの撤去工事を依頼されました。その工事の途中、その部分にAV機器やCDなどを収納するおしゃれなスペースのプランを3Dマイホームデザイナーで作成し、施主に見てもらったところ、本当にその工事が実現したというエピソードも明かしました。

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押し入れの撤去工事中(上)に、おしゃれな収納スペースを提案するCG(中)を1日で作成し、施主に見てもらったところ、工事が実現(下)した例(写真、CG:成田孝満氏)

寺岡さんは小物の多い内観パースの作成や、やわらかなイメージの手描き風イラスト、カッチリしたリアルなCGを作り分けるのに3DマイホームデザイナーPROを使っています。

施主の好みに応じて、細やかな対応を行っているのが特徴です。中でも印象的だったのは家族のきずなを大切にしたいという施主へのまごころのこもったパースです。

犬まで含めた家族構成を姉妹ソフト「3Dイラストデザイナー」で再現し、そのデータを住宅モデルの玄関口に配置したのです。ほのぼのとしたCGは、施主の心をわしづかみにしたに違いありませんね。

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施主の家族構成をそのままCGで再現し、住宅モデルに配置した例(CG:寺岡千恵子氏)

パネルディスカッションの後は、家相研究家の小池康壽氏による「風水の科学的な意味」についての講演があり、風水に悩む施主の建築計画をスムーズに導く方法について、「ここだけの話」がありました。

そのなかには、一般ユーザー向けの3Dマイホームデザイナーを施主に提供し、施主とともに住宅を設計することにより受注につなげるという新しい受注獲得戦略についても紹介されました。

リアルで身近な話がぎっしりと詰まったフォーラムは、とても参考になりました。

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