3Dスキャナー搭載!屋内を自動計測する飛行ロボ
2011年7月27日

管理人のイエイリです。

イタリア・ピサで開催中のバーチャル・リアリティー(VR)の専門家会議、「World16 Summer Workshop」の2日目、ジョージア工科大学建築学科でリサーチサイエンティストを務めるマシュー・スワート氏(Matthew Swart)は、3Dスキャナーやマイクロソフトのゲーム機器「X-box」用の周辺機器、「Microsoft Kinect」などを使った3次元計測技術の最先端動向を講演しました。

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講演するマシュー・スワート氏(左)と講演資料(右)(写真:家入龍太)

なかでも衝撃的だったのは、米国ペンシルベニア大学が開発した「室内環境用自律飛行システム」というもので、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

建物内を航空測量

 

してくれるシステムなのです。

小型の円盤のような飛行体に、慣性航法装置や偏光ミラー付き3Dスキャナー、カメラなどを搭載し、室内外を自立的に飛行しながら室内空間の3D形状を計測できます。

ともあれ、どんなシステムなのかを動画でご覧ください。

ペンシルベニア大学が開発した室内環境用自律飛行システム(動画:YouTubeより)

動画で見て分かるように、障害物を避けながら自動的に飛行しながら

 

室内の3Dマップを作成

 

することができます。

近い将来、ビルの工事現場で、夜間に出来形を測定し、設計データと合っているかを照合するなどの施工管理や、ビルの維持管理に使えるかもしれませんね。

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