管理人のイエイリです。
イタリア・ピサで開催中のバーチャル・リアリティー(VR)の専門家会議、「World16 Summer Workshop」の2日目、ジョージア工科大学建築学科でリサーチサイエンティストを務めるマシュー・スワート氏(Matthew Swart)は、3Dスキャナーやマイクロソフトのゲーム機器「X-box」用の周辺機器、「Microsoft Kinect」などを使った3次元計測技術の最先端動向を講演しました。
講演するマシュー・スワート氏(左)と講演資料(右)(写真:家入龍太) |
なかでも衝撃的だったのは、米国ペンシルベニア大学が開発した「室内環境用自律飛行システム」というもので、
ナ、ナ、ナ、ナント、
建物内を航空測量
してくれるシステムなのです。
小型の円盤のような飛行体に、慣性航法装置や偏光ミラー付き3Dスキャナー、カメラなどを搭載し、室内外を自立的に飛行しながら室内空間の3D形状を計測できます。
ともあれ、どんなシステムなのかを動画でご覧ください。
ペンシルベニア大学が開発した室内環境用自律飛行システム(動画:YouTubeより) |
動画で見て分かるように、障害物を避けながら自動的に飛行しながら
室内の3Dマップを作成
することができます。
近い将来、ビルの工事現場で、夜間に出来形を測定し、設計データと合っているかを照合するなどの施工管理や、ビルの維持管理に使えるかもしれませんね。
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