管理人のイエイリです。
東日本大震災以来、全国的に節電が求められています。そこで積水ハウスは、商用電力の使用を極力減らした住宅「グリーンファースト ハイブリッド」を発売しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
太陽電池、燃料電池、蓄電池
という3つの電池を備え、連動させる仕組みになっているのです。このような住宅は世界初とのことです。
ファーストグリーン ハイブリッドの電力供給システム(資料:積水ハウス。以下、同じ) |
装備している3つの電池 |
住宅の外観イメージ |
太陽電池は5kW以上のものを使い、燃料電池は700Wまたは750W、そして蓄電池は8.96KWhと、発電・蓄電能力に優れています。
電力使用の優先順位は、(1)燃料電池、(2)太陽電池、(3)蓄電池、(4)商用電力(電力会社から購入)の順で、ベース電力として日中から夜までの燃料電池、夜から朝までは商用電力を使います。
そして、夕方から夜にかけて住宅の電力使用がピークになるときには、蓄電池から放電するという仕組みです。
また、停電時には商用電力に頼らない“閉じたシステム”として太陽電池と燃料電池によって電力をまかない、天候に左右されずに電力が使用でき、入浴もできるということです。
電気、ガス、水道がすべて止まるという最悪の場合には、太陽電池と蓄電池の組み合わせで、最低限の電力が使えるというわけです。
日常の運転制御の概念 |
気になる年間の光熱費は、積水ハウスの試算によると、日中に電力使用の少ない時間帯の売電が功を奏して、
ナ、ナ、ナ、ナント、
マイナス1万1400円
になるとのこと。つまり、光熱費はゼロ円を通り越して、おつりがくるという勘定です。
初期設備費としては、太陽電池が1kW当たり44万8000円、燃料電池が240万円、蓄電池が200万円ということです。