光熱費はゼロ円以下!3電池が連動する積水ハウスの”自立できる家”
2011年8月10日

管理人のイエイリです。

東日本大震災以来、全国的に節電が求められています。そこで積水ハウスは、商用電力の使用を極力減らした住宅「グリーンファースト ハイブリッド」を発売しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

太陽電池、燃料電池、蓄電池

 

という3つの電池を備え、連動させる仕組みになっているのです。このような住宅は世界初とのことです。

 20110810-image4.jpg

ファーストグリーン ハイブリッドの電力供給システム(資料:積水ハウス。以下、同じ)

 20110810-image5.jpg
装備している3つの電池
 20110810-image1.jpg
住宅の外観イメージ

太陽電池は5kW以上のものを使い、燃料電池は700Wまたは750W、そして蓄電池は8.96KWhと、発電・蓄電能力に優れています。

電力使用の優先順位は、(1)燃料電池、(2)太陽電池、(3)蓄電池、(4)商用電力(電力会社から購入)の順で、ベース電力として日中から夜までの燃料電池、夜から朝までは商用電力を使います。

そして、夕方から夜にかけて住宅の電力使用がピークになるときには、蓄電池から放電するという仕組みです。

また、停電時には商用電力に頼らない“閉じたシステム”として太陽電池と燃料電池によって電力をまかない、天候に左右されずに電力が使用でき、入浴もできるということです。

電気、ガス、水道がすべて止まるという最悪の場合には、太陽電池と蓄電池の組み合わせで、最低限の電力が使えるというわけです。

 20110810-image3.jpg

日常の運転制御の概念

気になる年間の光熱費は、積水ハウスの試算によると、日中に電力使用の少ない時間帯の売電が功を奏して、

ナ、ナ、ナ、ナント、

  

マイナス1万1400円

 

になるとのこと。つまり、光熱費はゼロ円を通り越して、おつりがくるという勘定です。

初期設備費としては、太陽電池が1kW当たり44万8000円、燃料電池が240万円、蓄電池が200万円ということです。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »