360°ウオークスルー可能!バーチャル展示場が無料で作れるプラグイン
2011年8月5日

管理人のイエイリです。

不動産物件情報サイトの中には、各部屋が360°ウオークスルーできる機能を備えたものもあります。しかし、その作成コストは撮影と制作で1物件当たり30万円以上かかるのが普通でした。

そこで石川県金沢市の全景は、低コストでバーチャル展示場を作成できるシステムを開発しました。ブログやウェブサイトのコンテンツマネジメントシステムとして幅広く使われている「WordPress」用のプラグインソフト「ZENKEI Player for WordPress」というものです。

不動産屋さん自身が魚眼レンズや全方位ミラーを使って物件のパノラマ画像を撮影することで、ブログやウェブサイトの中に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

無料で

 

間取り図連動タイプのバーチャル展示場を無料で作れるのです。6物件以上になった場合は、1物件当たり月額315円がかかります。

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ZENKEI Player for WordPressを使ってブログ内に作成したバーチャル展示場のイメージ(資料:全景。以下同じ)

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ZENKEI Player for WordPressの特徴

デモサイトを見てみると、まさに、「グーグルストリートビュー」のようなイメージです。各部屋の内部を上下、左右に視点を移動させながらチェックできるほか、気になる部分はズームで拡大して見られます。

他の部屋への移動は隣の部屋に通じる矢印をクリックしたり、間取り図上で部屋をクリックしたりするだけです。

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隣の部屋へ矢印にマウスを載せると部屋名が表示され(左)、クリックすると移動する(右)

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間取り図の部屋をクリックして移動することも可能

作成したバーチャル展示場はパソコンや携帯電話、iPhoneやAndroid端末などで閲覧でき、ブラウザーの言語設定によって日本語版と英語版を自動的に切り替えられます。

ZENKEI Player for WordPressは、様々な魚眼レンズや全方位ミラーに対応しています。これらのレンズになじみのない人には、

 

推奨レンズと撮影機材

 

も用意されています。

同社の通販サイトでは、いろいろなデジカメに取り付けられる180°魚眼レンズ「IDF-1」が1万4910円(税込み、送料別)、デジカメや全方位ミラー、三脚、水準器などを含む「全方位(360°)パノラマ撮影機材セット」が14万7000円(同)などが販売されています。

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いろいろなデジカメに取り付けられる180°魚眼レンズ

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全方位(360°)パノラマ撮影機材セット

建築設計者の人には、自分の作品の紹介にも使えそうですね。また、美術館や博物館のウェブサイトなどでもいろいろと応用ができそうです。あなたの仕事で使えそうな用途はありますか。

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