管理人のイエイリです。
7月末からお盆前にかけての一番暑い時期は、夏休みを取る人も多いということもあり、集客を心配してイベントなどを開催するのはちょっとためらわれます。
そんな中、詳細設計用のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト、「TeklaStructures」を販売するテクラでは、最新バージョンの「TeklaStructures 17」の最新機能などを実習形式で学ぶ「テクラ スキルアップセミナー 2011」を開催しました。
驚くべきは、そのハードな開催スケジュールです。7月26日~8月11日まで、東京(6回)、名古屋、大阪(2回)、広島、そして長崎と、5都市、11日間にわたって開催しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
約130人から参加申し込み
があり、昨年の実績よりも2割くらい増えたそうです。興味深いのは、自動配筋機能の講習に、プラント工事会社から従来よりも多く参加者があったことでした。
8月11日に東京で開催されたテクラスキルアップセミナー2011(写真:家入龍太) |
TeklaStructuresは、フィンランドで開発されたソフトですが、日本建築学会の「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説2010」 の指針に準じて自動配置を行う機能や、日本の鉄筋工事会社の使用に合わせた鉄筋加工図を作成する機能などを日本法人で独自に開発し、搭載しています。
スキルアップセミナーでは、日本向けに開発した新機能や、IFC形式を使ったBIMモデルの読み込み、そして先日、バージョンアップされた無償のBIMモデルビューワー「Tekla BIMsight バージョン1.2」の使い方などについて、午前から夕方まで、みっちりと講習が行われました。
日本仕様に準じて自動配筋を行う機能(資料:テクラ) |
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Tekla BIMsightによる干渉チェック(写真:家入龍太) | |
Tekla BIMsightの機能(資料:テクラ) |
講習は4人の講師が担当し、会場を移動するたびに、十数台のノートパソコンやプロジェクターなどの機器を
宅配便で次の会場に輸送
しながらのキャラバン開催でした。
講習は4人の講師が分担して行いました。時には受講者に直接アドバイスも(写真:家入龍太) |
まだ、受講希望者が多いので、8月後半にも追加開催を計画しているとのことでした。