管理人のイエイリです。
SNSの「facebook」などをやっていらっしゃる方なら、「写真にタグを付ける」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
写真に写っている人物の顔や体などに、その人のIDをリンクしておくことで、そのリンクをクリックするとその人のページに飛んでいったりすることができます。
カディンチェ(東京都品川区)は7月28日、この「写真にタグを付ける」という方法を利用して、実店舗を利用してバーチャルショップを構築できるサービス「PanoPlaza」を開始しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
360°パノラマ写真
に写っている商品にタグ付けする仕組みなのです。
サイトを訪れたお客さんは、パノラマ写真内の商品に興味がわいたら、その商品に付いているタグのマークをクリックします。
すると商品写真とともに「詳細はこちら」というクリックボタンが小窓に現れます。それをクリックすると、通販サイトの該当ページに飛んでいく、という仕組みです。
ともかく、サイトの実例をご覧いただければ、どのようなシステムかがすぐに分かります。
店舗のパノラマ写真に写っている商品には「タグ」のマークが付いている(資料:カディンチェ。以下、同じ) |
タグのマークをクリックすると、小窓が現れる。さらに「詳細はこちら」をクリックすると・・・ |
通販サイトにジャンプ |
間取り図内のボタンをクリックすると、別の部屋にもすぐに移動できる |
パノラマ写真なので上を向くと天井の空調設備などがよく見えますし、下を向けば床材もバッチリ見えます。
これは建設業界でもいろいろと活用できそうですね。例えば、建材や家具などを雰囲気のよいショールームなどに展示しておいて販売したり、有名建築物のパノラマ写真を撮って内装や設備などに使われた製品を販売したりなどがすぐに考えられます。
もっとも、バーチャルショップを作るために、わざわざ実際の店舗を作り、商品を陳列するのも手間がかかります。そこで、最近、建材カタログの作成などに使われているような手法を活用するのもいいかもしれません。
その方法とは、
BIMやバーチャルリアリティー
で作成し、商品の3Dモデルを展示しておくのです。
このモデルからパノラマ写真を作れば、好きなだけ本物らしいバーチャル店舗が作れそうですね。