管理人のイエイリです。
国土交通省は昨年3月、官庁営繕事業でBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の試行を開始すると発表しました。
昨年度は東京・新宿に建設される新宿労働総合庁舎の基本設計業務を対象に公募型プロポーザルを実施し、2社が参加した結果、梓設計が業務を受注しました。
その第2弾となったのが、国交省関東地方整備局営繕部が発注する「前橋地方合同庁舎(仮称)外(11)設計業務」です。
前回同様、公募型プロポーザル方式で行われ、期限の今年7月20日までに梓設計、石本建築事務所、久米設計、昭和設計、安井建築設計事務所の5社が参加しました。
その結果発表が、9月28日にありました。最高の技術評価点81.83を獲得し、特定されたのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
安井建築設計事務所
だったのです!
安井建築設計事務所東京事務所が入居するビル(写真:家入龍太) |
前橋地方合同庁舎の入札公告の概要(資料:国土交通省入札情報サービス) |
プロポーザル評価表(資料:国土交通省入札情報サービス) |
前回の新宿労働総合庁舎は、鉄筋コンクリート造の地下1階地上5階建てで、延べ面積は2813m2の規模でした。
今回の前橋地方合同庁舎は、延べ面積が約1万7100m2と大規模になっています。
プロポーザル評価表の「特定テーマ3」がBIMに関する評価で、安井建築設計事務所は15点満点中、13.71点と5社の中でも最高点を獲得しました。
プロポーザルに参加した関係者の話では、
半分以上はBIM
についてじっくりとヒアリングされたとのことです。
国交省も発注者としてのBIM活用に本腰が入り、活用ノウハウも高まってきたことをうかがわせますね。今後、施工や維持管理などにも、BIMが活用されていくことを期待したいですね。
(Visited 1 times, 1 visits today)