最優秀賞は学生チーム!BLK2011の審査結果が発表に
2011年10月11日

管理人のイエイリです。

9月7日~11日に開催されたBIMによる仮想設計コンペ「Build Live Kobe 2011」(以下、BLK。主催:IAI日本)が開催されました。社会人を対象とした「実務クラス」、学生を対象とした「学生クラス」に、それぞれ8チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。

その後、各チームから提出されたBIMモデルなどのデータを精査したうえ、主催者による審査会と、審査委員による審査会が合計約8時間にわたって行われました。その結果、下記の結果となりました。

審査結果概要(チーム名はエントリー順)
1.審査員による優秀賞の4チーム
   
Plan-B、スカンクワークス、BIX、TMT

2.審査員奨励賞の2チーム
   
三都物語+、Orange Ark

3.主催者審査による特別賞「BuildingSmart賞」の受賞3チーム
   
Plan-B、スカンクワークス、Orange Ark

4.チーム投票のトップ2チーム
   
スカンクワークス、金沢工業大学

10月7日、東京・有明で開催された「ArchiFuture 2011」で、審査発表と表彰式が行われました。参加16チームの中で、見事、最優秀賞の栄冠に輝いたのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

芝浦工業大学の「TMT」

 

だったのです!

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最優秀賞に選ばれた芝浦工業大学のチーム「TMT」(写真:家入龍太。以下、同じ)

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審査結果の入った封筒を開封するIAI日本の山極邦之氏 会場は立ち見も出るほどの超満員
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講評する審査委員の早稲田大学教授、渡辺仁史氏(左)と日建設計設計部門代表の山梨知彦氏。このほかの審査委員は武蔵野美術大学理事の松家克氏、慶應義塾大学大学院教授の池田靖史氏、IAI日本

審査委員の講評によると、優秀賞の4チームのうち、「Plan-B」と「スカンクワークス」は設計者がBIMをツールとして使っていたのに対し、「BIX」と「TMT」はコンピューターによる解析やシミュレーション結果を基にデザインを生み出した点が評価されたようです。(審査方針はここで公表されています)

芝浦工業大学は、昨年の「Build Live Tokyo 2010」でもチーム「ARI-30」が、大林組のチーム「SAFARI TOUR」とともに最優秀賞を獲得しており、Build Liveコンペで2連覇を達成したことになります。

また、今回、課題の敷地を提供した神戸市から、神戸市市長賞がチーム「BIM LABO」に贈られました。

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神戸市市長賞を授与した神戸市産業振興局参与の今西正男氏(左)と受賞したチーム「BIM LABO」メンバー

審査に当たって、主催者のIAI日本からは、

 

“閻魔(えんま)帳”の存在

 

も明らかにされました。

指定された提出物の有無や時間内提出の割合、ファイル名などの決まりを守っているかどうかをチェックしたものです

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存在が明らかになった閻魔帳の内容

閻魔帳は、今回の審査には反映されていないとのことですが、次回からは評価の対象になることも予想されます。参加予定のチームは、気をつけておいた方がいいかもしれませんね。

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