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芝浦工大チームが最優秀賞!学生BIM&VRデザインコンテストの結果発表
2012年12月4日

管理人のイエイリです。

学生チームがBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)とVR(パーチャルリアリティー)を駆使し、課題の作品をデザインする仮想コンペ、「Virtual Design World Cup 第2回学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド」の結果発表と表彰式が11月21日、東京で行われました。

課題は、東京、神戸~大阪、福岡のいずれかの海面に海上都市を設計する、というものでした。単なる埋め立てではなく、サステナブルなコンセプトや生物多様性、津波や災害の克服といったこともテーマになっています。

今回は世界8カ国の36チームがエントリーしましたが、10月末の予選選考で9チームが残り、その後審査員によるVR-Cloudを活用した1次審査と最終審査が行われました。

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最終審査会の様子(写真:家入龍太)

その結果、見事、最優秀賞である「ワールドカップ賞」の栄冠に輝いたのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

芝浦工業大学のチーム

 

「SWD LAB」だったのです。

同チームの作品は「Noah's Ark -Tokyo 2050」というもので、東京湾に船のような人工島を造るという案でした。海底の自然環境への配慮や、自然エネルギーの多角的な活用、そしてBIMならではのデザイン検討などに高い評価が集まりました。

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最優秀賞を受賞したチーム「芝浦工業大学 SWD LAB」の「Noah's Ark -Tokyo 2050-」(資料:芝浦工業大学 SWD LAB)

芝浦工業大学と言えば、BIMの仮想コンペ「Build Live」シリーズでも常連チームで、過去に優勝したこともあります。今回のコンテストでも、同大学からもう1チーム「芝浦工業大学 ANT」が参加して、見事、チャレンジング賞を受賞しています。

また、日本大学も健闘し、3チームが優秀賞、アーヒポリス賞、シビルデザイン賞を受賞しています。その他、入賞した各チームの作品もユニークなものがそろっています。入賞作品をご覧ください。

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優秀賞を受賞したチーム「日本大学 JT&SO」の「Fisland」(資料:日本大学 JT&SO)

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優秀賞/モダン&ノスタルジア賞を受賞したチーム「上海大学 1205」の「City of Dreams」(資料:上海大学 1205)
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環境設計情報学賞を受賞したチーム「法政大学 spatial analysis lab.」の「's SITE」(資料:法政大学 spatial analysis lab.)
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チャレンジング賞を受賞したチーム「芝浦工業大学 ANT」の「The floating town」(資料:芝浦工業大学 ANT)
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アーヒポリス賞を受賞したチーム「日本大学 SF-JNT2」の「The Poseidon」(資料:日本大学 SF-JNT2)
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シビルデザイン賞を受賞したチーム「日本大学 TOKU-16th」の「JUGEMU」(資料:日本大学 TOKU-16th)

表彰式では、テレビ番組でおなじみの

 

阿部祐二氏がプレゼンター

 

を務め、会場を大いに盛り上げました。

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審査員席から見た授賞式の様子(写真:福田知弘氏)

このコンテストは来年も行われ、エントリーは2013年5月1日~9月30日、作品応募は10月1日~10月21日、そして表彰式が11月21日に行われることになっています。学生の皆さん、腕試しにぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。