管理人のイエイリです。

太陽光発電パネルは、単結晶型や多結晶型と呼ばれるものが一般的ですが、ソーラーフロンティアは熱や影に強く、「実発電量」が覆い新世代型薄膜太陽電池と呼ばれる「CIS薄膜太陽電池」を強みにしています。

7月23日、同社は東京・台場で新製品発表会を行いました。今回、新たに発売されるのはCIS薄膜太陽モジュール「Solacis neo」と、同社製品ラインナップの中で過去最高出力となる「高出力モジュール SF170-S」です。

新たに発売される「Solacis neo」（左）と「高出力モジュール SF170-S」（右）（写真：ソーラーフロンティア）

「Solacis neo」はガラス基板構造のCIS薄膜太陽モジュールとしては従来より40%減の世界最軽量（約8.0kg）というのが売り物で、その厚さは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

一般的スマートフォンより薄い

約6.5mmなのです。出力は95W～100Wの予定です。

ねじれに強いCIS技術により実現したフレームレスな形状はデザイン性が高く、屋根とのフィット感が特徴です。この製品は同社宮崎第2工場で2013年10月から生産開始し、11月に出荷開始の予定です。

スマホ並の薄さを誇る「Solacis neo」（写真：家入龍太。以下同じ）

また、「高出力モジュール SF170-S」は、同社製CIS薄膜太陽電池としては過去最高出力となる170Wを誇り、同社最大の太陽電池工場である宮崎県の国富工場で生産され、今年7月から出荷が開始されています。

ソーラーフロンティアとして最高出力170Wを達成した「高出力モジュール SF170-S」

同社ではこれらの新製品の発売に合わせて、「クロスワン工法」を開発し、それに適用した住宅用架台も発売します。架台の部材が交差する部分をワンタッチで施工でき、部品点数を大幅に削減したことで、施工時間を約4割も削減できます。

施工時間を約4割も短縮できる「クロスワン工法」も開発された

ソーラーフロンティアでは、「Solacis neo」を国内市場専用、「SF170-S」を国内住宅市場向けに先行発売します。

北海道では商用電力と太陽光発電を「系統連系」する余裕が少なくなっているため、メガソーラーは建設しにくくなっていますが、電力の消費地に近いところに立地する住宅は、まだまだ電力の「地産地消」の余地が大いにあり、国内市場も伸びていきそうということでした。

この新製品発表会では、同社のCMに出演している

井川遙さんと松尾諭さん

がサプライズゲストが登場し、同社代表取締役社長の玉井裕人さんとともに除幕式を行いました。

左から松尾諭さん、井川遙さん、玉井社長による除幕の瞬間

会場に詰めかけたマスコミ各社

新作CM「保証のお話」のひとこま（資料：ソーラーフロンティア）

井川さんは女優として、母親として活躍しています。その優しい笑顔で、会場は終始、なごやかな雰囲気につつまれました。

今回、特別付録として、井川さんのキュートな写真をご紹介しましょう。