管理人のイエイリです。
高効率給湯器「エコキュート」などによる“省エネ”、太陽光発電などによる“創エネ”、住宅用蓄電器などによる“蓄エネ”機能を備えたスマートハウスは、今後、ますます需要の伸びが予測されています。
そんな状況の中、この分野に、
ナ、ナ、ナ、ナント、
三菱電機が本格参入
することになったのです。
2013年12月に業界初の自動節電機能やファミリーカレンダー機能を搭載した「三菱HEMS」を発売します。
2013年12月に発売される「三菱HEMS」の情報収集ユニット(左)とエネルギー計測ユニット(右)(写真・資料:三菱電機。以下同じ) |
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「三菱HEMS」の画面イメージ |
三菱HEMSの売り物は制御機能です。これまで各社が発売してきたHEMSは消費電力などの「見える化」が中心で、節電のためのスイッチ操作は人間の手にゆだねられていました。
その点、三菱HEMSは業界初の「自動節電機能」を搭載しており、目標電気代を設定するとHEMSに接続した各機器の節電モードを活用して、快適性を損なうことなく目標値に向けた節電が可能です。
自動節電機能。目標値を上回りそうなときはアラームが出る |
また、「ファミリーカレンダー機能」も搭載しており、家族旅行や外出、帰宅、就寝時間に合わせて、家中の機器を一括操作することによる節電も可能です。
これらの操作や設定は、iPadやAndroidなどのタブレット端末によって行えます。
「ファミリーカレンダー機能」で家族旅行期間中のエコキュートを停止できる |
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HEMSがあるとき(青)とないとき(赤)の消費電力量の比較 |
HEMSの標準規格「ECHONET Lite」に準拠した機器を最大16台まで接続できるほか、
ガスや水道の流量計
も接続できるのです。
ガスや水道の流量表示 |
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システム図 |
同社はこれまでも神奈川県内に「大船スマートハウス」を建設し、電力最適制御の実証実験を行うなど、研究を積み重ねてきました。
三菱電機はHEMSの発売に合わせて、対応する7製品(ルームエアコン、エコキュート、IHクッキングヒーター、換気システム、ヒートポンプ式温水暖房システム、液晶テレビ、冷蔵庫)を同時にラインアップし、順次、対応製品を拡大していくそうです。ECHONET Lite対応製品の開発競争もますます進みそうですね。
海外のHEMS規格も日本進出に力を入れているようですので、日本のスマートハウスもますます頑張ってほしいと思います。