SketchUpがバージョンアップ!無償版は商用利用禁止に
2013年9月4日

管理人のイエイリです。

マウス操作で押したり引いたりしながら手軽に建築物や街並みの3Dモデルを作れる3Dモデリングソフト「SketchUp」が今月、バージョンアップすることになりました。

長年、「Google SketchUp」として、建築・土木の設計者などに親しまれてきましたが、2012年5月に米国・トリンブル・ナビゲーション社(Trimble Navigation)が、米国・グーグル(Google)社からSketchUpを買収し、その後、初めてのバージョンアップとなります。

これまで、有償版は「SketchUp Pro」、無償版は「SketchUp」という名前でしたが、今回のバージョンアップで無償版の名前が「SketchUp Make 2013」と変わり、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

商用利用が全面禁止

 

となったのです。

そこで、仕事に使いたい人は、日本代理店のアルファコックスが9月17日に出荷を開始する「SketchUp Pro2013」を使う必要があります。

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9月17日に出荷を開始する「SketchUp Pro2013」のパッケージ(写真・資料:アルファコックス。以下同じ)
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「SketchUp Pro2013」で作成した3Dモデルの例

アルファコックスのサイトで発売されている「Pro版」は、現行版の「SketchUp Pro8J」と「Pro2013」へのアップグレードがセットになった製品が8万7500円(税別。9月12までのキャンペーン価格)となっています。

「Pro2013版」には約140ページのマニュアルが付いているほか、市販の建材を同社が3Dモデル化したパーツを集めた「BuildMate(ビルドメイト)」というウェブサイト上の

 

パーツライブラリーを1年間

 

無制限でダウンロードできる特典(スタンドアロン版のみ)が付いています。

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パーツライブラリー「BuildMate」の使用例

また、「Pro2013版」では機能拡張ツールをダウンロードできる「拡張ギャラリー(エクステンションウェアハウス)」が開設され、これまで以上に高品質の動画が作成できるようになり、「LayOut 2013」のエンジンが一新され、画像の描画が軽快になりました。

3Dソフトもアマチュア用は無償、プロ用は有償と、分かれてきました。3Dが生み出すビジネス的な価値がだんだん、ユーザーの間でも認められてきたことを裏付ける現象かもしれません。

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