CIMの体験にいかが? メガソフトが土木用3次元ソフトを無料公開
2014年1月22日

管理人のイエイリです。

建築分野のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に続き、土木分野ではCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)が普及しつつあります。

試しにCIMにトライしてみたいけど、いきなり数十万~百万円単位のCIMソフトを購入するのはリスクが大きいとお思いの方もいらっしゃるでしょう。

そんな方にお薦めなのが、メガソフトが昨日(1月21日)に公開した「3Dイラストデザイナー 建設・土木工事用」という3次元CGソフトの評価版(ベータ版)です。

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「3Dイラストデザイナー[建設・土木工事用]」の画面(資料:メガソフト。以下同じ)

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建設機械や作業員など約200点の3次元パーツが付属している

建設機械やバリケード、作業員、道路など約200点の3Dパーツを選んでパソコン画面内で配置し、道路工事などの施工計画書や交通規制図などを3次元で作れるものですが、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

90日間無料

 

で使えるのです。

元データが3次元なので、視点を変えると工事関係者やガードマン、歩行者、沿道の商店主など、様々な角度から現場を確認できます。

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画面上に建設機械やバリケードなどを配置して作った工事現場の3次元データ。視点1~3はそれぞれガードマン、工事関係者、歩行者の視点を表す

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視点1:ガードマンの視点から見た現場
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視点2:工事関係者の視点から見た現場
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視点3:歩行者の視点から見た現場

同じ現場でも、視点を変えてみると、まったく違った風景に見えますね。

視点を変えながら表示した画面のイメージは、写真を撮るようにJPEG形式やBMP形式で画像として保存できるので、役所に提出する施工計画書や近隣住民用の説明資料に使うことができます。

また、メガソフトが運営するクラウドサービス「3Dプレイス」にアップロードする機能も搭載していますので、

 

タブレットやスマートフォン

 

などで見ることもできます。

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クラウドサービス「3Dプレイス」も利用可能

属性情報はともかくとして、工事の可視化というCIMの最も強力な特徴を体験してみる価値は大きそうですね。

メガソフトはこれまで、住宅を3次元でデザインする「3Dマイホームデザイナー」など、建築や不動産業界向けのソフトを開発・販売してきました。その技術を生かして、土木工事用のデザインソフトを開発したものです。

同社では今回の評価版を使った土木関係者のニーズを製品開発に生かすため、評価版に「ご意見」ボタンを付けて生の声を募集しています。

せっかくですから、この際、ほしいパーツや機能などについての意見を、メガソフトに送りたいですね。そして製品版ができた時には、自分たちの要望が盛り込まれて使い勝手がよくなっていることを期待したいです。

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評価版に付けられた「ご意見」ボタン

「3Dイラストデザイナー 建設・土木工事用ベータ版」を使ってみたい方は、2014年6月1日まで、このページからダウンロードすることができます。

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