パリ、フィレンツェでも続々発見!工事現場のおしゃれな足場カバー
2014年1月7日

管理人のイエイリです。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は、フランス、イタリアに“視察”に行っておりました。欧州の観光地は、歴史的な街並みそのものが観光資源です。

新設工事よりも維持補修工事の方が多く、結構、街中で工事が行われています。左官工がコテを片手にモルタル壁を補修している姿など、日本の工事現場では珍しくなった光景も見られます。

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イタリア・ピサでの外壁補修工事(写真:家入龍太。以下同じ)

 

年末年始は特に観光客も多い季節ですが、少しでも街の雰囲気を壊さないようにと細心の注意を払っている現場も多くありました。

その典型的な方法とは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

建物のファサード

 

をあしらった足場カバーで、現場をカムフラージュすることなのです。

私が発見したものをいくつかご紹介しましょう。

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パリ・ヴァンドーム広場に面した建物の大規模改築工事。現場事務所と思われるプレハブの色も足場カバーに合わせてあります

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香水ブランド「ディオール」とコラボした足場カバー。ヴァンドーム広場にて
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ノートルダム寺院前の広場に面した警視庁の補修工事
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オペラ座付近のビル(左)とシテ島内のサント・シャペルの改修工事現場(右)はiPhoneの広告とタイアップ
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イタリア・フィレンツェの大聖堂「ドゥオーモ」に面した建物の足場カバー。広告をおしゃれに取り入れています
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「ドゥオーモ」に面した別の建物

昨年12月16日付けの「まさか工事中とは!ラスベガスで発見した完ぺきにオシャレな足場」という記事で、ラスベガスのホテル増築工事現場をカムフラージュする足場カバーをご紹介しましたが、これと同じようなものがフランスやイタリアでも大々的に使われていました。

ひょっとすると、足場カバーによる現場のカムフラージュは

 

世界的な流行

 

なのかもしれませんね。

こうした足場カバーのおしゃれは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)などの設計手法や、大きなシートに印刷できる大判インクジェットプリンターの普及が後押ししているのかなと思った次第です。

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