iPadからドーム映写まで!大小のVRに対応できる竹中工務店の「VRuno」
2014年3月13日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトのベンダーの多くは、タブレット端末やウェブサイトでBIMモデルをウオークスルーなどで体験できるアプリを無償で配布しています。

竹中工務店は、これらのアプリと同じように、iPadやパソコンで設計中の建物を体験できるシステム「VRuno(ブルーノ)」を開発しました。

「VRuno」のiPadでの活用例(写真・資料:竹中工務店。以下同じ)

「VRuno」のiPadでの活用例(写真・資料:竹中工務店。以下同じ)

 

大型モニターでの活用例

大型モニターでの活用例

 

仕上げ材の質感や光による見え方などをリアルにシミュレーションできるため、設計中であっても誰もが竣工時の状態をイメージできます。

ユーザーは3D空間の中を自由自在に移動しながら、見たい部分をじっくりと見られます。そのため従来の図面やパースではわかりにくかった細かい設計内容も簡単に理解できます。

さらに便利なのは、ボタン操作一つで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

複数案を瞬時に切り替え

 

して、比較検討できるのです。

例えば内装材の色や種類、間仕切り壁を設置するかどうかなどを施主が納得いくまで検討し、決定することができます。

パソコンやiPadがあれば、セットアップには特別な機材や専門知識は必要ありません。

また、いろいろな出力装置に対応しており、ヘッドマウントディスプレーや立体視モニターのほか、同社が開発したドーム型スクリーンを備えたビジュアルシミュレーター

 

visiMaxでも使える

 

ようになっています。

ビジュアルシミュレーター「visiMax」

ビジュアルシミュレーター「visiMax」

竹中工務店は、タクシーで運べる可搬式のビジュアルシミュレーター「visiMax Mobile」も開発しています。

今回、開発した「VRuno」により、iPadからパソコン、ドーム型スクリーンまで、ニーズに応じて様々なスケールでVRを体験できるようになりました。

こうしたシステムが施工段階でも使われるようになると、部材の取り付けミスなどを発見しやすくなりそうですね。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »