管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCG(コンピューター・グラフィックス)などで、建物の内観をリアルに表現しても、最終的に人間が見るのはディスプレーの「2D画面」です。そのため、部屋の奥行き感があまりわかりませんでした。
そこでカディンチェはサンワカンパニー、電通国際情報サービスと共同で、部屋の内部をリアルに体感できる3Dインテリアシミュレーターを開発しました。奥行き感を再現するのに使ったのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
3Dディスプレー
なのです。
この3Dディスプレーは米国zSpace社が開発し、電通国際情報サービスが国内販売代理店となっている「zSpaceシステム」というもので、専用のメガネをかけて見ると、3D映画のように部屋の奥行きがリアルに感じられるようになっています。
まず「スタイラス」というペン型の入力装置を使って、レイアウト用の画面で家具を選び建物の各部屋に配置します。
そして「建物の中に入る」とボタンを押すと、キッチンや洗面所、浴室などの様子をその場にいるような感覚で見られます。
家具の種類や位置がイマイチという場合は、もう一度、レイアウト用の画面に戻って家具やレイアウトを変更します。
奥行き感がリアルに体験できるので家具や建材の雰囲気や大きさ、部屋の中での「出っ張り感」などが直感的に理解できます。
また、複数の人が同時に見られるので、意見を交換したり、合意形成をスムーズに行ったりすることでできそうですね。
そして、家具や建材はその場に実物を置いておく必要がないので、
都会のど真ん中
に、無限の商品が見られるショールームを設置できることにもなりそうです。
事実、明日(4月26日)から5月6日まで、大阪・梅田にあるサンワカンパニー大阪ショールームで、この3Dインテリアシミュレーターの体験会が開催されます。関西にお住まいの方、またはゴールデンウイーク中に旅行に行かれる方は、どれだけリアルなのか、一度試してみてはいかがでしょうか。