EVは自動駐車で車庫に!積水、東芝、本田の二世帯スマートハウス
2014年5月30日

管理人のイエイリです。

積水ハウス、東芝、本田技研工業はこのほど、さいたま市に二世帯住宅のスマートハウスの実証実験棟を建設しました。

「2020年のネット・ゼロ・エネルギー住宅」を先取りしているというだけあって、これまでにない新機軸の数々を取り入れていることが注目されます。

スマートハウスとは、省エネ、創エネ、蓄エネの機能を備えた住宅のことで、エネルギーを最適に活用できるのが特徴です。

まずは「蓄エネ」機能として住宅用蓄電池「エネグーン」と電気自動車(EV)「フィットEV」の大容量バッテリーを併用し、EVから住宅に電力を供給できる「V2H」のシステムを導入しました。

そして、EVを含めて

 

CO2排出ゼロ

 

を実現できるというのです。

さいたま市に建設された二世帯スマートハウスの実証実験棟(写真:積水ハウス、東芝、本田技研工業)

さいたま市に建設された二世帯スマートハウスの実証実験棟(写真:積水ハウス、東芝、本田技研工業)

これまでEVへの充電はケーブル接続を必要としない非接触充電方式を採用しています。非接触充電機器を設置した車庫に精度よく駐車するために、自動運転システムを導入しました。

建築的にはEVが家の中に入れる空間づくりや、ロボットの活用に便利な室内レイアウト、ベランダを含めた完全フラット床、窓やドア・ブラインドの開閉を自動化するシステムを取り入れています。

二世帯住宅の親世帯と子世帯は、最小単位の「コミュニティー」(地域)と位置づけ、「μCEMS」という

 

地域エネルギー管理

 

システムを導入しました。

これにより、二世帯間で電力を供給し合うことができ、外出中している子世帯の太陽光発電の電力を親世帯が使ったり、電力ピーク時に電気の使用を抑制する「デマンドレスポンス」を行ったりできます。

このほか、壁面緑化やスマートメーター、スマート家電対応のHEMS(住宅用エネルギー管理システム)、84インチ4Kテレビ、音声認識技術を使ったHEMS制御、そしてロボティクスなどの最新機器や技術が導入されています。

住宅、家電、クルマが融合したこのスマートハウスは、一度、見てみたいですね。

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