3Dソフトで無人機を自動操縦!フォーラムエイトが橋梁点検用に開発

2014年7月30日

管理人のイエイリです。

社会インフラの老朽化が進むなか、橋梁などを効率的、低コストで点検する技術が求められています。

3次元バーチャルリアリティー(VR)システム「UC-win/Road」を開発・販売するフォーラムエイトは、こうしたニーズにこたえるため、UAV(無人機)を使った橋梁の調査システムを開発しました。

このシステムが面白いのは、UAVの飛行ルートの設定方法です。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

3Dソフトで飛行経路

 

を設定できるのです。

これは国土交通省が今年4~5月にかけて公募した維持管理に役立つ「ロボット技術・ロボットシステム」の「現場検証対象技術」に選定されたものの1つで、「3DVRと連動する自律飛行型UAVによる構造物調査システム」です。

3DソフトでUAVの飛行経路を設定し、自動操縦するイメージ(写真・資料:フォーラムエイト。以下同じ)

3DソフトでUAVの飛行経路を設定し、自動操縦するイメージ(写真・資料:フォーラムエイト。以下同じ)

調査に使用するUAVの例

調査に使用するUAVの例

UAVには様々なカメラやセンサーを搭載できる

UAVには様々なカメラやセンサーを搭載できる

小型HD カメラや赤外線 カメラ、温度・湿度センサーなどを搭載したUAVを、橋梁やダムの周辺で飛行させ、写真や動画のほか様々なデータ収集を遠隔操作で行うものです。

このとき、UAVが構造物に張り付くように飛行することが求められますが、目視による操縦だとかなりの熟練を要します。

そこで、「UC-win/Road」上に構造物の3Dモデルを作っておき、飛行ルートを3D空間上で計画・設定します。

UC-win/RoadとUAVを連携させることにより、UAVは設定したルートを自律的に飛行してくれるので、調査する人は構造物の点検業務に集中できるというわけです。

3DVRと連携して橋梁周辺を飛行するUAVのイメージ

3DVRと連携して橋梁周辺を飛行するUAVのイメージ

また、UAVから撮影した写真や映像などを地上に送信し、無人機周辺の構造物を

 

リアルタイムに3Dモデル化

 

することも可能です。

すると、将来は構造物の3Dモデルを作りながら、構造物と適切な距離を自動的に保って飛行し、構造物のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のモデルを作ることもできそうです。

この技術を含めて、今年10月には静岡県浜松市、湖西市の浜名大橋などで検証が行われるようです。おそらく、「補修技術オリンピック」のような盛り上がりを見せることでしょう。当日が楽しみですね。

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