クラウド上のBIMを遠隔操作!「Revit Sundial」にユーザーもビックリ
2014年8月12日

管理人のイエイリです。

最近、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のモデルデータを共有できるクラウドサービスが、ソフトベンダーから提供されるようになりました。

「クラウド対応のBIMソフト」と言っても、BIMソフト自体は手元のパソコンやワークステーションにインストールする必要がありました。

ところが、オートデスクはこのほど、画期的なクラウドBIMシステムの評価版「Revit Sundial Release preview」(以下、Revit Sundial)を無料公開しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

クラウド上でRevitが動く

 

のです。

手元のパソコンにインストールした「プレイヤー」(1.4MB)から、クラウドサーバー上にあるRevitをWEBブラウザーで遠隔操作するように操作できるのです。

プレイヤーでクラウド上の「Revit Sundial」を操作した画面(資料:鈴木裕二氏)

プレイヤーでクラウド上の「Revit Sundial」を操作した画面(資料:鈴木裕二氏)

「Revit Sundial Release Preview」のプレイヤーダウンロードページ(資料:Autodesk)

「Revit Sundial Release Preview」のプレイヤーダウンロードページ(資料:Autodesk)

意匠、構造、設備の設計者が使う機能のほか、建物のエネルギー解析を行う「Green Building Studio」と連携した「Solon」など、35以上の機能を試せるようになっています。

早速、この「Revit Sundial」を試した鈴木裕二氏は、Facebook上で使い勝手をレポートしました。

メニュー画面などは英語ですが、ファミリやビューは

 

日本語で使える

 

とのことです。

ただ、現在は商用として公開されているわけではないので、データの保存(Save)、書き出し(Export)、印刷(Print)はできないようになっています。

クラウドサーバーは米国にあるようで、インターネットがサクサク動かないと、動作もスムーズにいかないことがあるようです。また、プレイヤーソフトには、「Citrix Receiver」の最新版を使っているとのことです。

オートデスクはクラウド上で動作する「AutoCAD 360」(旧・AutoCAD WS)を既に無料公開しており、iPadやAndroid端末からも使えるようになっています。

Revitのようなコンピューターのパワーが必要なBIMソフトが、クラウド上で動くようになるとは驚異的ですね。タブレットやスマホでクラウド上のBIMソフトを使える時代が、すぐ目前に迫っているのを感じました。

【お知らせ】

明日(8/13)から8/15までは建設ITブログをお休みさせていただきます。8/18から再開しますのでお楽しみに!

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