Jw_cad感覚で使える!DWG互換CAD「JDraf」のメニューが大変身
2014年9月25日

管理人のイエイリです。

最近、CAD図面フォーマット「DWG形式」との互換性がある低価格なCADソフトが、建設業界でも広く使われるようになりました。

ジェイドラフが発売している「JDraf」もその一つで、DWG形式の“元祖”である「AutoCAD」が使えれば問題なく使えるようなメニュー構成になっています。

DWG互換の低価格CAD、「JDraf」の画面。AutoCADと同じように使えるメニュー構成や操作方式を採用している(以下の資料:ジェイドラフ)

DWG互換の低価格CAD、「JDraf」の画面。AutoCADと同じように使えるメニュー構成や操作方式を採用している(以下の資料:ジェイドラフ)

一方、日本には1990年代から広く使われているフリーのCADソフト「Jw_cad」のユーザーも多く、Jw_cad特有の「ダブルボタンドラッグ」や時計式の「クロックメニュー」のマウス操作に慣れたユーザーにとって、DWG互換CADは使いづらいものでした。

そこでジェイドラフはJDrafのために無償オプション「JDraf Works」を開発し、10月1日にユーザーに提供することになりました。

その一つである「JWW互換機能」は、AutoCADライクなJDrafの画面を

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

Jw_cadそっくり

 

に大変身させてしまうものなのです。

JWW互換機能を備えた「JDraf」の画面

JWW互換機能を備えた「JDraf」の画面

「Jw_cad for Windows」の画面

「Jw_cad for Windows」の画面

上段の画面がJWW互換機能を備えた「JDraf」、下段は「Jw_cad for Windows」の画面です。著作権侵害にならないように配慮して、完全にそっくり同じというわけではありませんが、Jw_cadを使える人は問題なく使えるようになっています。

また、ダブルボタンドラッグやクロックメニュー、2段階にグループ化されたレイヤー制御も導入されており、操作上の違和感もあまりありません。

このほか、JDraf Worksとして、クロソイド曲線や地盤記号などが描ける「土木ツール」や、通常2~3ステップの操作が必要な記号やオフセット線などを1ステップで描けるツールを20種類以上含んだ「拡張ツール」などを提供します。

クロソイド曲線や地盤記号が描ける「土木ツール」

クロソイド曲線や地盤記号が描ける「土木ツール」

 

数ステップが必要だった作図がワンタッチでできる「拡張ツール」

数ステップが必要だった作図がワンタッチでできる「拡張ツール」

 

JWW形式を読み込める「JWWツール」

SXF形式を入出力できる「SXFツール」

SXF形式を入出力できる「SXFツール」

DWG互換CADは、日本生まれのCADや図面ファイルとの相性が悪いのがネックでしたが、JDrafは今回のツールによってこれらの課題をかなり克服したようですね。

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