視野より広く、高画質!住友電工のヘルメットカメラ「フィールドリンク」
2014年10月21日

管理人のイエイリです。

工事現場などでトラブルが発生して専門家に問題解決をお願いしたいとき、これまでは現場のデジタル写真をメールで送ったり、電話でやりとりしたりすることが一般的でした。

しかし、こうした情報だけでは専門家が現場の様子をよく理解できず、結局は現地に出掛けて2度手間になる、といったことがありがちです。

こうした問題を解決しようと、住友電気工業住友電工システムソリューションは、ヘルメットに取り付けたワイヤレスカメラで現場を高画質、高音質で“実況中継”しながら、トラブル解決を行える「フィールドリンク」を11月1日に発売します。

「フィールドリンク」のシステム概要図(資料・写真:住友電気工業、住友電工システムソリューション。以下同じ)

「フィールドリンク」のシステム概要図(資料・写真:住友電気工業、住友電工システムソリューション。以下同じ)

ヘルメットに取り付けるワイヤレスカメラはエルモ社と共同開発し、クオリティーには特にこだわっています。

高画質なだけでなく、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

人の視野を超えた185°

 

の広画角撮影でき、暗い場所でも高い撮影性能を持っているのです。

これまでのカメラは画角が狭いため、画像を見る側の人にとってはイライラすることもありました。しかし、このカメラを使うと実際に現地で見ているような感覚で現場を確認できます。

高画質、広画角のワイヤレスカメラ(右)とヘルメットへの取り付け金具(右)

高画質、広画角のワイヤレスカメラ(右)とヘルメットへの取り付け金具(右)

ワイヤレスカメラで撮影した映像は、WindowsタブレットとLTEや3Gのモバイル回線などを通じて、インターネット経由で専門家などに送信します。

このとき、よく問題になるのが現場を動き回る間に回線速度が急激に変動することです。従来のシステムだと映像乱れや音声遅延が発生しがちで、使い物にならないこともよくありました。

その点、フィールドリンクは、回線速度に応じた通信品質を自動制御する「Adaptive LPR(Adaptive Loss Reduction
& Recovery)」という技術を使って、映像や音声を使ったコミュニケーションを安定して行えるようになっています。

例えば、通信品質が悪いときには、音声優先の制御を行って音声の途切れを防いだり、映像の乱れを押さえる独自のリカバリー制御を行ったりして、

 

“打たれ強い通信”

 

を可能にしました。

通信品質に応じて途切れないコミュニケーションを実現した

通信品質に応じて途切れないコミュニケーションを実現した

このほか、セキュリティー保持にも入念な配慮が行われており、データは暗号化されており、端末間で直接やりとりされるようになっています。外部のサーバーを経由しないので安心です。

現場での実用性をよく考えたシステムですね。これなら現場からの実況中継と専門家によるリアルタイムな問題解決率が高まり、事務所と現場の往復という無駄を大いに省けそうです。

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