管理人のイエイリです。
情報化施工で使われるブルドーザーやモーターグレーダー、バックホー、ロードローラーなどの建設機械には、現在の位置がリアルタイムにわかるGNSS(全地球航法衛星システム)のほか、ブレードやバケットなどの動きを計測するセンサーが付いています。
米国のトプコンポジショニングシステム社(Topcon Positioning Systems, Inc)これらのリアルタイムな情報と、3Dの設計データを使って道路やダム工事などの施工管理を行うクラウドシステム「sitelink3D」を開発し、米国で展開しています。
現場で作業中の建設機械やGPS測量機を持った作業員などの動きを、
ナ、ナ、ナ、ナント、
リアルタイムに見える化
し、インターネットでどこでも見られるという画期的なシステムなのです。
現場を動き回る建設機械の現在位置や向きはもちろん、現場の各部分の高さが設計図に比べてどれだけ高いか低いかがわかります。
また、時間的に盛り土や切り土の量を集計して、5分ごとに進ちょく状況のグラフを作ることもできます。
また、通信システムを使って建設機械のオペレーターとメッセージのやりとりができるので、「道路の端をならしてください」「了解!」といったスピーディーな指示も行えます。
このほか、様々な視点で建設機械の動きを表示することができ、現場を空中やオペレーター目線でリアルタイムに把握することができます。
さらに便利なのは、
スマホやタブレット
でも、sitelink3Dにアクセスできることです。
そのため、出張先やカフェなど、どこでも現場事務所にいるのと同じように施工管理を行えます。
このシステムはまだ日本には上陸していませんが、9月24日に行われたトプコンソキアポジショニングジャパンの「白河トレーニングセンタ」(福島県西郷村)で行われたリニューアルセレモニーで公開されました。
土工現場の動きがリアルタイムにわかるとは、スゴい時代になってきましたね。