カフェでも情報化施工!現場を見える化するトプコンの「sitelink3D」
2014年10月14日

管理人のイエイリです。

情報化施工で使われるブルドーザーやモーターグレーダー、バックホー、ロードローラーなどの建設機械には、現在の位置がリアルタイムにわかるGNSS(全地球航法衛星システム)のほか、ブレードやバケットなどの動きを計測するセンサーが付いています。

米国のトプコンポジショニングシステム社(Topcon Positioning Systems, Inc)これらのリアルタイムな情報と、3Dの設計データを使って道路やダム工事などの施工管理を行うクラウドシステム「sitelink3D」を開発し、米国で展開しています。

sitelink3Dを活用した施工管理業務(写真・資料:特記以外はTopcon Positioning Systems, Inc)

sitelink3Dを活用した施工管理業務(写真・資料:特記以外はTopcon Positioning Systems, Inc)

現場で作業中の建設機械やGPS測量機を持った作業員などの動きを、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

リアルタイムに見える化

 

し、インターネットでどこでも見られるという画期的なシステムなのです。

現場内の建設機械の位置や向きなどを表示したsitelink3Dの画面

現場内の建設機械の位置や向きなどを表示したsitelink3Dの画面

現場を動き回る建設機械の現在位置や向きはもちろん、現場の各部分の高さが設計図に比べてどれだけ高いか低いかがわかります。

また、時間的に盛り土や切り土の量を集計して、5分ごとに進ちょく状況のグラフを作ることもできます。

現場各部分の造成高さを表示した例

現場各部分の造成高さを表示した例

5分ごとに盛り土(茶色)と切り土(青色)の量を集計し、グラフ化した例

5分ごとに盛り土(茶色)と切り土(青色)の量を集計し、グラフ化した例

また、通信システムを使って建設機械のオペレーターとメッセージのやりとりができるので、「道路の端をならしてください」「了解!」といったスピーディーな指示も行えます。

建設機械の運転室に設置されたモニター

建設機械の運転室に設置されたモニター

 「道路の端をならしてください」メッセージのやりとりも可能

「道路の端をならしてください」メッセージのやりとりも可能

このほか、様々な視点で建設機械の動きを表示することができ、現場を空中やオペレーター目線でリアルタイムに把握することができます。

空中から見た建設機械と現場の進ちょく状況

空中から見た建設機械と現場の進ちょく状況

オペレーターから見た現場の風景

オペレーターから見た現場の風景

silelink3Dでオペレーター視点で見た映像

silelink3Dでオペレーター視点で見た映像

さらに便利なのは、

 

スマホやタブレット

 

でも、sitelink3Dにアクセスできることです。

そのため、出張先やカフェなど、どこでも現場事務所にいるのと同じように施工管理を行えます。

スマートフォンがあれば、どこでも施工管理が行える

スマートフォンがあれば、どこでも施工管理が行える

このシステムはまだ日本には上陸していませんが、9月24日に行われたトプコンソキアポジショニングジャパンの「白河トレーニングセンタ」(福島県西郷村)で行われたリニューアルセレモニーで公開されました。

白河トレーニングセンタでのデモ

白河トレーニングセンタでのデモ

タブレット端末に表示したsitelink3Dの画面

タブレット端末に表示したsitelink3Dの画面

土工現場の動きがリアルタイムにわかるとは、スゴい時代になってきましたね。

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