数年間で100億円!米オートデスク社が3Dプリンター関連企業に投資
2014年11月4日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)ソフトの大手ベンダーである米国オートデスク社は、今年5月に同社が開発した3Dプリンター「エンバー(Ember)」と、3Dプリンター用のオープンなプラットフォーム規格「スパーク(Spark)」を発表しました。

同社はこのほど、これらの事業を外部と協業しながら推進していくため、「スパーク投資基金(The Spark Investment Fund)」を運営し、3Dプリンター関連業界に投資していくことを発表しました。

その投資規模ですが、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

数年間で1億ドル

 

日本円に換算すると約110億円にも上る巨額なものなのです。

 

米オートデスク社が開発した3Dプリンター(写真・資料:米オートデスク社。以下同じ)

米オートデスク社が開発した3Dプリンター(写真・資料:米オートデスク社。以下同じ)

 

この基金は3Dプリンター関連技術を開発する企業や研究者などを対象とするもので、投資対象分野はハードウエアやソフトウエアのほか、造形用の材料、取引の場、3Dプリンターのユーザー(メイカー)向けのスペースなどです。

基金が投資した企業などには資金提供のほか、パートナーとしてデベロッパー向けのサービスも提供します。

そして、

 

新しい産業革命

 

を促進しようとする企業家や設立間もない企業、研究者をサポートするとともに、米オートデスク社自身はプラットフォーム規格「スパーク」と同社の3Dプリンター「エンバー」、造形材料を改良していくとのことです。

米オートデスク社は「スパーク投資基金」のウェブサイトを立ち上げ、投資希望者からの申請を受け付けています。

スパーク投資基金のウェブサイト

スパーク投資基金のウェブサイト

3Dプリンター関連のソフト、ハード、造形材料の開発を米オートデスク社が三位一体で開発をリードしていくことで、3Dプリンターはさらに進化し、簡単に使える道具になっていきそうです。

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