DWG互換CADが進化!BricsCAD V15にBIM機能が搭載されていた
2014年12月19日

管理人のイエイリです。

ここ2~3年、AutoCADのCADファイルである「DWG形式」を読み書きできるDWG互換CADの性能が向上し、建設会社などがJDrafIJCADBricsCADなどのソフトを導入する例が目立ってきました。

これらのDWG互換CADは、2D図面の読み書きや編集などの機能が主に期待されていますが、BricsCAD V15には、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

BIM機能が搭載

 

されたのです。

BIM機能が搭載されたBricsCAD V15の画面(資料:特記以外はBrisys)

BIM機能が搭載されたBricsCAD V15の画面(資料:特記以外はBrisys)

BIMとはもちろん、ビルディング・インフォメーション・モデリングのことです。3Dモデルと平面図、立面図、断面図などの2D図面を連動させながら設計が行えます。

BIMモデルと連動する平面図

BIMモデルと連動する平面図

BIMモデルと連動する立面図

BIMモデルと連動する立面図

壁のモデリングは、平面図上に壁の伏図を描き、それを定義した高さまで引き上げるようにして行います。

そして窓などの建具は、3D部品のライブラリーから選び、壁上で位置を決めると自動的に壁に穴が開き、建具の部品が挿入されます。

壁の中に窓やドアを配置する時は、拘束機能を使うことも可能です。

壁の3Dモデリングの例

壁の3Dモデリングの例

窓の3D部品を配置したところ

窓の3D部品を配置したところ

このほか、屋根を非表示にして建物の内部を見たり、各部分にテクスチャーを設定してレンダリングを行ったりすることもできます。

屋根を非表示にした例

屋根を非表示にした例

テクスチャーを設定してレンダリングを行った例

テクスチャーを設定してレンダリングを行った例

もちろん、IFC形式の読み書きも可能です。

BricsCADには「Classic」「Pro」「Platinum」の3つのグレードがありますが、上記のBIM機能は最上位グレードの「Platinum」に搭載されています。

このほか、Platinumには

 

板金機能も搭載

 

されています。

3Dモデルの外面に厚みを付け、曲げのアールやフランジなどを考慮して展開図を作れる機能です。

板金で作りたいものの3Dモデル

板金で作りたいものの3Dモデル

自動作成された展開図

自動作成された展開図

DWG互換CADのユーザーのほとんどは2次元の製図機能しか使いませんが、BIMとの連携も考慮したいという方は、BricsCAD V15を試してみてもいいかもしれません。ちなみにPlatinum版のお値段は13万6080円(税込み、All-In Subscription付き)とのことです。

BricsCAD V15のプロモーションビデオ

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