クルマも毎日充電!トヨタホームがゼロエネルギーハウスを発売
2014年12月26日

管理人のイエイリです。

住宅自体の省エネ化を図るとともに、太陽光発電パネルなどの「創エネ」装置を備えることによって、余剰電力の売電収入により年間トータルの光熱費をゼロにする住宅はこれまでも多くありました。

ただ、太陽光発電の電力は、電灯線の電力よりも高い値段で買い取られるため、エネルギー収支的にはまだ「消費」の方が多い場合があります。

トヨタホームが2015年1月2日に発売する2種類の住宅は、さらにエネルギー収支を改善させて、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

エネルギー収支をゼロ

 

以下にした「ネット・ゼロ・エネルギーハウス」を実現したのです。

2種類の住宅とは、「SINCÉ GREAT SOLAR ZERO(シンセ・グレートソーラー・ゼロ)」と「ESPACiO LX ZERO(エスパシオ・LX・ゼロ)」です。

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「シンセ・グレートソーラー・ゼロ」の外観イメージ(左)と1階の間取り図(右)(資料:トヨタホーム。以下同じ)
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「エスパシオ・LX・ゼロ」の外観イメージ(左)と1階の間取り図(右)

「シンセ・グレートソーラー・ゼロ」は高断熱仕様を標準装備し、住宅の内部から外部に逃げる熱量を外皮全体で平均した「UA値」を0.6以下に抑えました。
その結果、空調や照明、給湯などで1年間に消費する一次エネルギーは、名古屋地区に1990年ごろに建てられた一般的な木造住宅が104GJだったのに対し、約半分の54GJになりました。
そして、住宅に搭載された10kWの太陽光発電パネルにより発電した年間100GJの電力は、空調や照明などの電力のほか、家電や調理機器の電力(21GJ)をゆうゆうとまかなえます。
それだけではありません。プラグインハイブリッド車の「プリウスPHV」を住宅の電気系統と接続して

 

1日1回充電

 

しても、まだ年間12GJ余分が出る計算です。

「シンセ・グレートソーラー・ゼロ」の年間エネルギー収支

「シンセ・グレートソーラー・ゼロ」の年間エネルギー収支

また、「エスパシオ・LX・ゼロ」は、重厚外壁「LXコンクリート」を採用し、外張り断熱と充填(じゅうてん)断熱のメリットを両立させた「ハイブリッド断熱工法」を採用してなどで省エネ化を図り、UA値を0.6に抑えました。

そして出力5.27kWの高効率太陽光発電システムの採用で、照明や換気、給湯、冷暖房の消費エネルギーに必要な年間一次エネルギー(44GJ)より多くの電力(47GJ)を発電します。

「エスパシオ・LX・ゼロ」の年間エネルギー収支

「エスパシオ・LX・ゼロ」の年間エネルギー収支

住宅は「光熱費ゼロ」から「ゼロエネルギーハウス」へと着実に進化しているようですね。

「建設ITブログ」は今年はこの記事で最後となります。来年は1月5日から再開します。皆さま、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。

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