片手で操作できる!富士通が現場用タブレットケースを発売
2015年1月5日

管理人のイエイリです。

iPadなどのタブレット端末には、デジタルカメラや様々なセンサー、通信機能が満載されており、設備点検には便利な機器です。

しかし、操作時には片手で持ち、片手で操作するために現場で使うときに、両手がふさがってしまうという問題がありました。

それを解決してくれるのが、本日(1月5日)、富士通マーケティングが発売する現場用タブレットケース「Spinning Shoulder(スピニングショルダー)」です。

シックで機能的な外観も魅力です(写真:富士通マーケティング。以下同じ)

シックで機能的な外観も魅力です(写真:富士通マーケティング。以下同じ)

「両手がふさがらない」「長時間持ち歩いても疲れにくい」「移動時の安全性確保・機械巻き込み防止」と、使いやすさと安全性を追求して開発されました。そのため、移動するときはショルダーベルトで肩にかけたり、背負ったりして安全に持ち運べます。

肩にかけて持ち運べる

肩にかけて持ち運べる

はしごを登るときは背負うことも可能

はしごを登るときは背負うことも可能

そして、現場で使うときには、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

前方に約90度開く

 

構造になっており、手で支えなくても操作しやすい位置に固定されます。片手でタブレットを操作できるのです。

20150105-image2

そして空いた片手で、ライトを照らしたり、電話をかけたりすることができます。また、マニュアルなどを表示させたまま手を離して、両手で設備を操作することもできます。

ケースは本体(約480g)の中に、機種別の保護シート(約80g~130g)でカバーしたタブレット端末を入れる構造になっています。保護ケースは2014年12月現在、アップルの「iPad」用、「iPad
mini」用と、富士通の「ARROWS Tab」用が用意されています。

本体(下)と機種ごとの保護ケース(上)

本体(下)と機種ごとの保護ケース(上)

保護ケースの裏側には、機種ごとのカメラ位置が透明になっており、本体には長穴が明いています。両者が組み合わさることで、ケースの背面から写真が撮れるように配慮されています。

写真撮影に対して配慮された背面

写真撮影に対して配慮された背面

また、本体裏面には名刺や名札を入れられるポケットがついており、ショルダーベルトにはモバイルルーターやスマートフォンを入れられるポケットもついています。現場での実用性を細かいところまで追求していますね。

裏面には名刺入れがついているほか、ショルダーベルトにもスマホなどが入れられる●

富士通マーケティングは、このタブレットケースの形状について

 

特許出願中

 

で、今後も営業や接客業、コンシューマー向けなどの用途を考慮した改良を重ね、タブレット端末の新しい使い方を継続的に提案していくとのことです。

ちなみに、気になるお値段ですが1万5000円(税別、送料別)とのことです。

また、同社では「AZCLOUD SaaS 設備点検」などタブレット対応のクラウド型サービスを提供しています。こうしたケースが発売されることで、工事現場や維持管理での点検作業に、タブレットがいっそう使いやすくなりそうですね。

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