トラスの間もコロコロ!橋梁点検に使える球形UAVが発売に
2015年3月16日

管理人のイエイリです。

橋梁などのインフラ点検手段として、UAV(無人機)が注目されていますが、心配なのは部材とプロペラが接触することによる墜落事故です。

そのため、プロペラの周囲にカバーを付けたタイプもありますが、機体の上下から橋の部材などがプロペラに接触するリスクは残ります。

そこでUAVによる空撮の総合コンサルティング会社、PAUI(パウイ、福岡市中央区)は、点検用飛行ロボット「PAUI Oasis」を3月12日に発売しました。

機体の周りを

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

回転球体フレーム

 

ですっぽり覆うことにより、プロペラと障害物の接触を防ぐようになっているのです。

点検用飛行ロボット「PAUI Oasis」(以下の写真:PAUI)

点検用飛行ロボット「PAUI Oasis」(以下の写真:PAUI)

フレームの直径は約75cmです。空中で障害物に当たっても、ボールのようにコロコロ転がってクリアできるので、トラス橋などでも部材の間をくぐり抜けながら点検できそうですね。

部材が交錯する橋梁の裏側なども、部材の間を通り抜けてしっかり点検できそうです

部材が交錯する橋梁の裏側なども、部材の間を通り抜けてしっかり点検できそうです

機体には、4K画質で毎秒30フレーム、フルHD画質で毎秒120フレーム、1200万画質の静止画を毎秒30枚撮影できる小型デジタルカメラ「GoPro
HERO4 BLACK」を搭載しています。

機体に搭載されたカメラ「GoPro HERO4 BLACK」

機体に搭載されたカメラ「GoPro HERO4 BLACK」

そのため、橋梁点検の近接目視で求められる

 

幅0.2mmのクラック

 

なども発見できるのです。

機体から見た映像。フレームが写り込んでいるが幅0.2mmのクラックも見つけられる

機体から見た映像。フレームが写り込んでいるが幅0.2mmのクラックも見つけられる

気になるお値段ですが、60万~70万円とのことです。


デモ動画

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