管理人のイエイリです。
周囲を上下左右360度撮影できる全天球カメラと言えば、リコーの「RICOH THETA S」が有名です。
この分野に、マスプロ電工も参入してきました。同社は水平360°、垂直214°の範囲を静止画や動画で撮影できるフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の360°アクションカメラ「SP360」を発売しています。
同社は今年11月、さらにハイスペックな「Kodak PIXPRO SP360 4K」を発売することになりました。撮影画角は水平360°、垂直235°に広がり、解像度は4K相当の約800万画素(2880×2880ピクセル)と、高画質になっています。
4K対応の360°撮影可能なアクションカメラとしては、世界初とのことです。
さらに驚くべきことに、オプションのダブルベースマウント(2016年1月発売予定)を使用すると、
ナ、ナ、ナ、ナント、
2台で水平、垂直360°
の全天球を動画や静止画で撮影できるのです。これに使う専用ソフトウエアは今年12月下旬に提供される予定です。
全天球動画の例。画面を上下左右にドラッグするとその方向が見られます
ライバルの「RICOH THETA S」の解像度は5376×2688ピクセル(約1445万画素)に対し、「SP360 4K」は2台で約1660万画素と、やや解像度が高くなる計算です。
全天球画像による測量などにも使えそうですね。
「SP360 4K」の大きさは高さ52.5mm×幅50mm×奥行き46.5mmで、重量は約102g(本体のみ)です。
撮影枚数(電池寿命)は静止画約160枚、動画は約55分(4K/30fps、Wi-Fiオン)です。
気になるお値段はオープン価格となっていますが、マスプロ電工の直販サイトでは
5万9500円(税別)
となるようです。
全天球カメラは、現場や既存建物を手軽に記録する手段やBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などとの連携で、ますます目が離せなくなりそうですね。