2台で全天球!マスプロ電工が世界初の4K対応360度カメラ発売
2015年11月13日

管理人のイエイリです。

周囲を上下左右360度撮影できる全天球カメラと言えば、リコーの「RICOH THETA S」が有名です。

この分野に、マスプロ電工も参入してきました。同社は水平360°、垂直214°の範囲を静止画や動画で撮影できるフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の360°アクションカメラ「SP360」を発売しています。

同社は今年11月、さらにハイスペックな「Kodak PIXPRO SP360 4K」を発売することになりました。撮影画角は水平360°、垂直235°に広がり、解像度は4K相当の約800万画素(2880×2880ピクセル)と、高画質になっています。

4K対応の360°撮影可能なアクションカメラとしては、世界初とのことです。

今年11月に発売される「Kodak PIXPRO SP360 4K」(以下の写真、資料:マスプロ電工)

今年11月に発売される「Kodak PIXPRO SP360 4K」(以下の写真、資料:マスプロ電工)

水平360°、垂直235°を4K画質で撮影できる

水平360°、垂直235°を4K画質で撮影できる

さらに驚くべきことに、オプションのダブルベースマウント(2016年1月発売予定)を使用すると、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

2台で水平、垂直360°

 

の全天球を動画や静止画で撮影できるのです。これに使う専用ソフトウエアは今年12月下旬に提供される予定です。

全天球動画、静止画の撮影を可能にするダブルベースマウント

全天球動画、静止画の撮影を可能にするダブルベースマウント

 

全天球動画の例。画面を上下左右にドラッグするとその方向が見られます

ライバルの「RICOH THETA S」の解像度は5376×2688ピクセル(約1445万画素)に対し、「SP360 4K」は2台で約1660万画素と、やや解像度が高くなる計算です。

全天球画像による測量などにも使えそうですね。

「SP360 4K」の大きさは高さ52.5mm×幅50mm×奥行き46.5mmで、重量は約102g(本体のみ)です。

撮影枚数(電池寿命)は静止画約160枚、動画は約55分(4K/30fps、Wi-Fiオン)です。

気になるお値段はオープン価格となっていますが、マスプロ電工の直販サイトでは

 

5万9500円(税別)

 

となるようです。

全天球カメラは、現場や既存建物を手軽に記録する手段やBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などとの連携で、ますます目が離せなくなりそうですね。

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