管理人のイエイリです。
住宅のリフォーム業界は、今後の人手不足やコストダウンなどの課題を抱えています。
特に、図面が残っていない住宅で、家具などの障害物がある状態では正確な寸法が測りにくいのが現状です。また、高い場所は経験や勘などの目分量で測る場合もあり、誤差が大きいことも悩みのタネでした。
こうした問題を解決するため、明和eテック(本社:愛知県豊田市)は、「3D計測CADデータ化システム(仮称)」(PDFリリース)を開発しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
現場で2枚の写真を撮影
して、パソコンに読み込むだけで、測りたい部分の寸法や面積を簡単に求めることができるのです。
また、CAD図面化したい部分を指定すると、市販のCADソフトに取り込めるデータに変換できるようになっています。
このシステムは、明和eテックが製品企画を行い、トヨタコミュニケーションシステムと富士通マーケティングがソフトウエアのプロトタイプを共同開発しました。
3Dレーザースキャナーなど高価な機器が不要で、操作はマウスとテンキーだけなので、だれでも簡単に使えます。
もともとは、リフォーム業界からの相談で開発しましたが、土木工事など屋外で現況図作成や、生産工場内での設備や工程の改善計画など、複雑で高所のある多種多様な目的に使えそうです。
そして価格はカメラを含めたシステム一式で、
ナ、ナ、ナ、ナント、
90万円台の低価格
に抑えました。発売時期は、2016年の4月を予定しています。
この「3D計測CADデータ化システム」は、11月7日まで名古屋市で開催されている「メッセナゴヤ2015」の会場に展示されています。ご興味のある方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
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