まるで屋内版ストリートビュー!全天球カメラ「THETA」用クラウド
2015年11月12日

管理人のイエイリです。

リコーは全天球カメラ「RICOH THETA」で撮影した写真を、ユーザーのウェブサイトに表示できるクラウドサービス「THETA360.biz」を提供していますが、このほど「ツアー機能」が追加されました。

複数の全天球写真をリンクさせながらウェブ上に表示し、さらに部屋の間取り図と連携することで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

室内を行き来している

 

ように見ることができるのです。

「THETA360.biz」に追加された全天球画像の「ツアー機能」(以下の資料:リコー)

「THETA360.biz」に追加された全天球画像の「ツアー機能」(以下の資料:リコー)

ツアー機能の概要図

ツアー機能の概要図

全体の仕組み

全体の仕組み

マンションの内部をこのクラウドで見ると、まさに“屋内版ストリートビュー”。実際に物件の中を歩き回っているような錯覚にとらわれます。

例えば、リビングルームの写真上に表示されている各部屋への矢印をクリックすると、即座にその部屋に移動し、上下左右をぐるりと眺められます。

リビングから子ども部屋に移動した写真。左上の間取り図には、現在の位置と見ている画角がリアルタイムで表示される

リビングから子ども部屋に移動した写真。左上の間取り図には、現在の位置と見ている画角がリアルタイムで表示される

子ども部屋の天井を見上げたところ

子ども部屋の天井を見上げたところ

今度はキッチンに移動してみた

今度はキッチンに移動してみた

このツアー機能を使うと、時間や場所に制限されず、施設や商品の内部を詳しく見せることができます。

そのため、不動産業やホテル・旅館業、中古車販売業などの業種に向いたサービスと言えるでしょう。

対応OSはWindows(7、8.1)、Mac OS 10.9.5以降、iOS 7.1.2以降、Android4.4以降です。パソコンでの閲覧にはAdobe
Flash Playerが必要です。

リコーのサイトで部屋のあちこちを動き回っているうちに、あることに気づきました。

それは洗面所に行って、鏡の前に立ったときの写真です。

洗面所で鏡の前に立ったときの写真

洗面所で鏡の前に立ったときの写真

この写真を見ておかしいと思いませんか。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

撮影者が写っていない

 

ではありませんか!

いったい、どうしたらこんな写真が撮れるのか、不思議です。

不動産のマンション案内サイトの写真に、撮影者が写っていたら興ざめな感もありますから、こうした撮影技術は今後、求められていきそうです。

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