管理人のイエイリです。
住宅を建てようとする人にとって、住宅展示場を巡るのは最近の住宅事情を知る上で大きな参考となります。
一方、スペースに限りがあるため、すべてのデザインや設備を見ることができなかったり、同じ住宅メーカーや工務店でも他の展示場が地理的に離れているため、見に行きにくかったりします。
そこで三菱地所ホームは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
高画質バーチャルリアリティー
(VR)を活用した「没入体験型」の営業ツールを、18カ所すべての展示場(ホームギャラリー)に導入することになったのです。
使う設備はタブレット端末と、ヘッドマウントディスプレー「GearVR」です。
タブレット端末にはすべてのホームギャラリーの室内空間が収録されています。来場客がヘッドマウントディスプレーを着けて見ると、自分の動きと連動してて周囲全方向の画像を見ることができます。
地理的に離れた別のホームギャラリーにある住宅でも、そこに移動して室内を見回ようにデザインなどを確認できます。
すべての展示場にVRを利用した営業ツールを導入したのは、注文住宅業界として初めての取り組みとのことです。
今後は、顧客の物件が設計段階のとき、
そのプランをVR画像化
して、図面やCGパースでは表現が難しい空間構成やインテリアのテイストをリアルに体感できる営業ツールを整備していくことも検討しています。
三菱地所グループは2015年10月から、住宅・オフィスの営業現場でVRの活用を始めました。今回のシステムは、新築注文住宅事業として新しい展開を行ったものです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)による設計は、パソコンやタブレット端末のモニター画面でプレゼンするのが一般的でしたが、これからはヘッドマウントディスプレーで差を付ける時代に入ってきそうですね。