管理人のイエイリです。

ドローン（無人機）の墜落事故などをきっかけに、ドローンの飛行禁止区域などを定める航空法の改正が行われ、昨日（12月10日）、施行されました。

セコムは、航空法の改正に対応した民間防犯用の自律型飛行監視ロボット「セコムドローン」のサービス開始を今日（12月11日）から開始します。

同社が長年、培ってきた画像やセンシング、防犯・飛行ロボットの技術と、独自のコンセプトとノウハウで開発したもので、

ナ、ナ、ナ、ナント、

世界初の民間防犯用

ドローンなのです。

「セコムドローン」サービスの利用イメージ（以下の資料、写真：セコム）

ドローンで監視する建物や施設には、基地となる「ドローンポート」を設けます。

施設内に設置したレーザーセンサーで不審なクルマや人を感知すると、その位置情報をセコムドローンに送信し、ドローンが離陸します。

そして近距離で不審車両などの周囲を飛行して、搭載されている監視カメラとLEDライトでクルマのナンバーや車種、色、人の顔や身なりなどを空撮し、その画像をセコムのコントロールセンターに送信することで、不審車両などの追跡や確保に役立てる、という具合です。

セコムドローンの機体は、幅570mm×奥行570mm×高さ225mmで、重さは2.2kg（バッテリー込み）です。時速10kmで飛行し、追跡時には地上3～5mを飛行します。

「セコムドローン」の上面

下面から見たところ。カメラやLEDライトが見えます

このサービスを利用するためには、セコムのオンライン・セキュリティシステムや外周監視用のレーザーセンサーの導入が必要です。

セコムドローンサービスの価格は、

月額5000円（税別）から

ですが、ドローンポートや制御部の工事に80万円（税別）～が別途かかります（オンライン・セキュリティシステムとレーザーセンサーを導入済みの場合の価格）。

同社はこのサービスをもっと早い時期に開始する予定でしたが、今年6月に航空法が改正される見込みとなったため、延期していました。

改正が施行された昨日の朝、第1号の契約先に国からの飛行許可が下りたため、今日からサービスが開始されることになったそうです。

航空法の改正で、きちんと安全対策を行った企業にとっては、ますますドローンを活用したビジネスがしやすくなったようですね。