管理人のイエイリです。
工事現場や維持管理では、業務を効率化するため、現場最前線の作業員などが、ヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着し、その映像などをクラウドで遠隔地の専門技術者と共有して、アドバイスをもらいながら作業するという方法が増えつつあります。
そこで問題なのが、現場で使うHMDです。屋内用のものだと故障しやすいので、使う方も機を使わなくてはいけません。
こうした心配なしで、気軽に屋外で使えるHMD「AiRScouter」のタフコンセプトモデルをブラザー工業が開発しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
防じん・防水・耐衝撃
と、屋外用機器に求められる性能が3拍子そろっているのです。
同社は昨年7月に「AiRScouter WD-200A」という業務用HMDを発売しましたが、このコンセプトモデルは建設業などでほこりや水が多く、堅牢性がもとめられる屋外での使用を考えて開発されました。
防じん・防水性能は「IP65」(粉じんが内部に侵入せず、すべての方向からの噴流水にも有害な影響がない)で、使用後に水洗いすることができます。
また、現場で手袋をつけたままでもピント調整をしやすくするため、ダイヤルの形を工夫したほか、コントロールボックスのボタンも押しやすい大きさになっています。
独自のアタッチメントが用意されており、
様々なヘルメットに後付け
できるのも便利です。(注:対応していないヘルメットもあります)
そのため、メガネやゴーグルをしていても、装着しやすくなっています。
ドローンによる空撮でも、パソコンの画面を見ながら飛行可能な範囲を守って飛ばすことが多くなりました。このHMDを使うと、目の前にドローンの位置や姿勢などが表示されるので、より便利になりそうですね。
このコンセプトモデルは、1月13日から15にちまで東京ビッグサイトで開催中の「第2回 ウェアラブルEXPO」(東3ホール、ブース番号:E25-39)で展示されていますので、ご興味のある方はどうぞ!
AiRScouterタフコンセプトモデルのプロモーションビデオ