管理人のイエイリです。
イタリアのWASP社は、比較的大きな物体を造形できる3Dプリンターを各種、開発・販売しています。
同社の3Dプリンターは、3本のアームで造形用のヘッドで、XYZの各方向の動きをコントロールするのが特徴です。
同社は昨年9月に開催したイベントで、世界最大の巨大3Dプリンター「ビッグ・デルタ(BigDelta)」を発表しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
高さ12mという巨大さ
なのです。
市販の3Dプリンターと同様に、3本の柱で構築され、その中にコンクリートバケットのような造形ヘッドが取り付けられています。
これだけの大きさだと、実物の建物も問題なく作れそうですね。
同社では過去数年にわたり、この3Dプリンターの開発に取り組んできました。
その目的は、今後、世界中で急増する
住宅不足を解決
するためです。
2030年までに、世界中で年間3000ドル以下で暮らす40億人分以上の住宅が必要となるとのことです。また、国連の試算によると、今後15年間に毎日平均して10万戸の住宅を建設しないと、このニーズを満たせないとのことです。
その切り札として、同社は「ビッグ・デルタ」を開発してきました。いよいよ、3Dプリンターが低コスト住宅の建設機械として、デビューしそうですね。
「ビッグ・デルタ」のメーキングストーリービデオ
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