全高12m!イタリアで作られた世界最大の巨大3Dプリンター
2016年1月6日

管理人のイエイリです。

イタリアのWASP社は、比較的大きな物体を造形できる3Dプリンターを各種、開発・販売しています。

同社の3Dプリンターは、3本のアームで造形用のヘッドで、XYZの各方向の動きをコントロールするのが特徴です。

WASP社が販売している3Dプリンター(以下の写真、資料:WASP)

WASP社が販売している3Dプリンター(以下の写真、資料:WASP)

同社は昨年9月に開催したイベントで、世界最大の巨大3Dプリンター「ビッグ・デルタ(BigDelta)」を発表しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

高さ12mという巨大さ

 

なのです。

WASP社が開発した世界最大の巨大3Dプリンター「ビッグ・デルタ」

WASP社が開発した世界最大の巨大3Dプリンター「ビッグ・デルタ」

市販の3Dプリンターと同様に、3本の柱で構築され、その中にコンクリートバケットのような造形ヘッドが取り付けられています。

これだけの大きさだと、実物の建物も問題なく作れそうですね。

コンクリートバケットのような造形ヘッド

コンクリートバケットのような造形ヘッド

造形中の様子

造形中の様子

同社では過去数年にわたり、この3Dプリンターの開発に取り組んできました。

その目的は、今後、世界中で急増する

 

住宅不足を解決

 

するためです。

2030年までに、世界中で年間3000ドル以下で暮らす40億人分以上の住宅が必要となるとのことです。また、国連の試算によると、今後15年間に毎日平均して10万戸の住宅を建設しないと、このニーズを満たせないとのことです。

その切り札として、同社は「ビッグ・デルタ」を開発してきました。いよいよ、3Dプリンターが低コスト住宅の建設機械として、デビューしそうですね。

昨年9月に開催されたイベント「リアリティー・オブ・ドリーム」で一般公開された

昨年9月に開催されたイベント「リアリティー・オブ・ドリーム」で一般公開された

「ビッグ・デルタ」のメーキングストーリービデオ

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