ドローンからBIM/CIM、環境まで!沖縄にすごいNPO法人があった

2016年4月12日

管理人のイエイリです。

建築分野ではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、土木分野では国土交通省がドローン(無人機)を使った3D測量やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)、情報化施工などを含む「i-Construction」政策を推進するなど、建設分野への3D技術導入が急ピッチで進んでいます。

一般企業でも、これらの技術に追い付き、事業化するのは大変ですが、沖縄県にはこれらの3D技術のほか、農業や環境まで、幅広い技術開発を手がける「グリーンアース」という団体があります。

NPO法人グリーンアースのウェブサイト(以下の資料:グリーンアース)

NPO法人グリーンアースのウェブサイト(以下の資料:グリーンアース)

この団体は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

NPO法人として活動

 

し、3年前から全国の建設現場でのCIMのモデリング支援を行っているのです。

2012年12月に設立されたこのNPO法人グリーンアースのウェブサイトを見ると、「ドローン空撮3D」や「土木建築3D-CAD(CIM/BIM)の推進」といった建設界の最新技術のキーワードが並んでいます。

例えば、「ドローン空撮3D」のコーナーを見ると、ドローンでの空撮から地形の3Dモデル化、そして図面の作成まで一連の処理方法が紹介されています。

空撮した連続写真を「PhotoScan」というソフトで処理して点群データ化し、車や樹木などを削除。そして3Dデザインソフトの「SketchUp」に読み込んで3Dトレースをかけ、画像を張り付ける。

さらには等高線や平面図、各種断面図を作成すると、3D化による可視化にとどまらず、現場での図面活用まで含んだ充実した内容となっています。

「ドローン空撮3D」のコーナー

「ドローン空撮3D」のコーナー

ドローンで空撮した連続写真から点群データを作成する

ドローンで空撮した連続写真から点群データを作成する

SketchUpで3Dトレースして出来上がった地形の3Dモデル

SketchUpで3Dトレースして出来上がった地形の3Dモデル

各種断面の切り出し

各種断面の切り出し

図面に使える各種断面図

図面に使える各種断面図

また、「土木建築3D-CAD(CIM/BIM)の推進」のコーナーでは、工事現場での

 

施工図や施工計画

 

を詳細に3Dモデル化した例が豊富に紹介されています。

「土木建築3D-CAD(CIM/BIM)の推進」のコーナー

「土木建築3D-CAD(CIM/BIM)の推進」のコーナー

モノレール用PC桁の製作場の3Dモデル

モノレール用PC桁の製作場の3Dモデル

橋梁下部工の現場3Dモデル

橋梁下部工の現場3Dモデル

橋梁下部工の詳細な3D配筋モデル

橋梁下部工の詳細な3D配筋モデル

このほか、「農業技術研究」、「環境技術研究」といった地球環境にかかわるテーマ、そして「JICA課題別研修・道路維持管理コース」と国際的な課題解決に至るまで、カバー範囲の広さは大手建設コンサルタントもビックリという内容です。

NPO法人グリーンアースの代表理事を務める鈴木浩一さんは、「i-Constructionへの取り組みとして、ドローン空撮3D測量からCIMへの幅広い活用を目的として技術開発を行っています。建設業の多方面への幅広い活用、正確なモデリング、フォトリアリスティックな画像処理を満足する3Dモデル構築をテーマにしています」と、NPO活動の方向性を説明しています。

現在、事務局は沖縄県那覇市内にありますが、2016年4月25日からは沖縄県西原町の琉球大学地域創生総合研究棟に移転し、琉球大学と地域防災の共同研究も行っていくそうです。

最先端の建設技術を追求するNPOが沖縄にあったと初めて知って驚きました。

 
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