材料は土とわら!イタリアで巨大3Dプリンターによる建設工事がスタート
2016年7月25日

イタリアのWASP社は、伸縮する3本のアームに造形ヘッドを取り付けた形式の3Dプリンターを得意とするメーカーです。

同社はその巨大版である、高さ12mの「ビッグ・デルタ」を開発し、2015年9月のイベントでお披露目しました。(詳しくは、2016年1月6日の当コラム記事を参照)

WASP社が開発した巨大3Dプリンター「ビッグ・デルタ」(以下の写真、資料:WASP)

WASP社が開発した巨大3Dプリンター「ビッグ・デルタ」(以下の写真、資料:WASP)

同社はこのほど、イタリア北西部のマッサ・ロンバルダという町にこの巨大3Dプリンターを設置し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

本物のテクノ・ビレッジ

 

建設するプロジェクトを着工したのです。

テクノ・ビレッジの建物を造形するビッグ・デルタ

テクノ・ビレッジの建物を造形するビッグ・デルタ

建設する建物のイメージ図

建設する建物のイメージ図

このテクノ・ビレッジは3Dプリンターをテーマにしたもので、「シャンバラ(Shanbara)」と名付けられています。

目標は、エネルギーをあまり使わない環境に優しいビレッジを建設することです。

そのため、ビッグ・デルタで建設に使用している材料は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

土やわらなどの天然材料

 

なのです。

建物の材料は現地で調達できる土やわらだ

建物の材料は現地で調達できる土やわらだ

材料をこねる電動ミキサー

材料をこねる電動ミキサー

造形ヘッドで一層ずつ積み上げられる天然材料

造形ヘッドで一層ずつ積み上げられる天然材料

このテクノ・ビレッジが完成すれば、マッサ・ロンバルダは世界の3Dプリンター技術開発センターになるかもしれませんね。

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