管理人のイエイリです。
少子高齢化が進み、成熟した国になりつつある日本の成長戦略として、海外からのインバウンド観光客を誘致することが課題になっています。
しかし、日本の町には外国語のサインがまだまだ少なく、外国人観光客が日本のすみずみまで自発的に来て、お金を落としてくれることはあまり期待できません。
そこでゼンリンは外国人観光客が自発的に情報を収集し、全国各地を回れるように
を開発。電子掲示板のようなデジタルサイネージや、グルメマップ冊子などによって、日本のすみずみまで外国人観光客が回れるようにしました。
ソリューションの内容はまず、英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語に対応した「多言語地図」があります。日本全国をカバーし、日本語と併記した施設名や国土交通省の推奨表記に対応した交差点名称などが書かれています。
このほか、全国訳4万件の観光スポット情報をジャンル別に整理した「観光コンテンツ」、観光客が自分で駅や宿泊施設、商業施設などの情報を収集できる「タッチ式デジタルサイネージ」もあります。
また、「多言語対応のプリントメディア」は、多国語対応の観光ガイドブックや地図パンフレットなどを制作するのに使えます。
外国人観光客向けの多言語デジタルサイネージは、既にJR九州の博多駅や由布院駅、島根県や広島県内の道の駅などに設置されています。
そして、スマートフォンで目的地までたどり着けるように案内する「ルート案内」システムは、徒歩や自動車での移動だけでなく、
ナ、ナ、ナ、ナント、
電車やバスなど公共交通機関
と連携したルート案内を日・英・中(簡体・繁体)で行えるのです。
我が町の観光スポットや商業施設などに、外国人観光客を誘導し、お金を落としてもらうようにするためには、こうした外国人向けの観光ツールの存在をよく知り、彼らの興味を引くようなコンテンツ作りや配信なども必要になってきそうです。
これらのソリューションは、明日(7月20日)~7月22日まで東京ビッグサイトで初開催される「インバウンド・ジャパン2016」に出展されます。
ビルや土木構造物、産業遺構などのストーリー性のあるコンテンツを作り、こうしたシステムに載せて情報発信すると、外国人にも日本の建設技術の素晴らしさを理解してもらえるかもしれませんね。