地盤リスクを3D化!コマツと応用地質が診断サービスをスタート
2016年7月14日

管理人のイエイリです。

コマツは、国土交通省の「i-Construction」に準拠し、建設現場のお困りごとをITで解決する「スマートコンストラクション」というサービスを展開しています。

同社は応用地質とのコラボにより、2016年7月から工事現場の地盤リスクを診断する新サービス「ジャッジ5(JudGe5)」を始めました。

活断層や地震時の地盤液状化、浸水、土砂災害などの「自然災害リスク」と、地盤崩壊や変形、埋設管、遺構などの「地盤リスク」を

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

3Dで見える化

 

したレポートを作ってくれるのです。

3次元地盤モデルのイメージ図(以下の資料:コマツ)

3次元地盤モデルのイメージ図(以下の資料:コマツ)

ジャッジ5のサービス全体イメージ

ジャッジ5のサービス全体イメージ

このサービスは、現場の位置情報をもとに、1~5までの段階別に地盤リスクを診断するものです。コマツのクラウド型プラットフォーム「KomConnect」を使っています。

まずは、応用地質のデータベースを活用したサービス「ジャッジ0」で、自然災害リスクと地盤リスクに関するレポートを、現場関係者に無償で提供します。

無償の「ジャッジ0」のレポートイメージ

無償の「ジャッジ0」のレポートイメージ

無償レポートを見て、現場関係者がさらに検討が必要と判断した場合には、有料の追加サービス「ジャッジ1~5」をコマツに注文して現地調査を含んだ判定など、より詳細な地盤リスク判定を受けることができます。

地盤には不確定要因が多いので、ある程度、コストがかかっても事前にリスク要因を減らしておくことで、施工時の突発的な問題も事前にかなり対策を採ることができます。施工コストの増加リスクを避けることができそうですね。

コマツのスマートコンストラクションサービスでは、国土交通省が推進する「i-Construction」の基準に準拠し、様々なサービスを提供しています。

今後も、同社のクラウド「KomConnect」で使用できるサービスを増やしていく予定とのことです。

これまでは、ICT建機やドローンなどを使った施工のサービスが多かったですが、今回のジャッジ5の導入により

 

建設コンサルタントの“商品”

 

の販売も行うようになったことが注目されます。

建設コンサルタントが持つ、様々な技術サービスを必要なユーザーとマッチングさせて販売する窓口としても、スマートコンストラクションというブランドは今後、有力なマーケティング力を発揮していきそうですね。

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