管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)によるプレゼンテーションは、単に建物の形やデザインを3Dで表現するだけでなく、いかにリアルに見せられるかという競争が始まっています。
3Dデザインソフト「SketchUp Pro」を販売するアルファコックスは、7月11日、リアルなプレゼンが行える建築向けビジュアライゼーションソフト「Twinmotion 2016」を発売しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
SketchUpや主要BIMソフト
などの3Dモデルを読み込み、その建物が建った後の世界を映画のように表現することができるのです。
「Twinmotion 2016」は、フランスのABVENT社が開発したものです。
BIMモデルの敷地周辺の地形を変えて、テクスチャーを張ったり、クルマや人物、街灯などを配置したりして、リアルな景観を作れます。
水面や噴水など、一般のBIMソフトでは表現が難しい「水もの」の素材もあり、合計900点を超えるオブジェクトが用意されています。
また、人やクルマを動かしたり、時刻や天候を変えたりして、現実的な太陽光によるシミュレーションも行えます。
このほか、カラフルな感じや、セピア調のノスタルジックな感じなど、目的によって色調を変えることもできます。
読み込んだもとの3Dモデルを修正すると、プレゼンテーション上のモデルも連動して修正されます。
作成したプレゼンテーションは、「BIMmotion」という
モデル内蔵の実行ファイル
形式で書き出せますので、「Twinmotion 2016」をインストールしていてないパソコンでも表示したり、ウオークスルーしたりすることが可能です。
対応するBIMソフトは、ARCHICADやRevit、MicroStation、Vectorworks、Rhinocerosなどです。
Windows7/Windows8/Windows10の各64ビット版で動作し、気になるお値段は28万5000円(税抜き)です。8月31日の18時までは、キャンペーン価格24万7500円(同)で提供されます。
「Twinmotion 2016 評価版」や「BIMmotionのサンプルプログラム」も無料公開されていますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。