RevitモデルをVRに!クラウドサービス「Autodesk LIVE」が開始
2016年9月26日

管理人のイエイリです。

VR(バーチャル・リアリティー)元年と言われる今年、建設関連のソフトベンダーからは、ヘッドマウントディスプレーを使って、建物の広さ感や高さ感をなどをリアルに体験できるシステムが続々と発売されています。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)界の巨人、オートデスクもついにこの分野への本格進出を始めました。

オートデスクは、VRなどに使える3Dインタラクティブコンテンツを簡単に作れるクラウドサービス「Autodesk LIVE」を2016年9月下旬に発売することになりました。

BIMソフト「Revit」で設計した建物のBIMモデルを、簡単な操作で

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

VR作品化

 

することができるのです。

BIMモデルの属性情報を表示した例(以下の資料:オートデスク)

BIMモデルの属性情報を表示した例(以下の資料:オートデスク)

ゲーム制作エンジン「Stingray」で表示した例

ゲーム制作エンジン「Stingray」で表示した例

BIMモデルをもとに作られたコンテンツは、建物の外観や内部を実物同様に再現しているだけではなく、スケール感も体験できます。

車いすや子どもから建物がどのように見えるのかを視点の高さ変えて、建物内外をウオークスルーすることができます。その結果、細かい障害物や扉の動きの安全性を考慮することができます。

また、季節や気象条件を変えて、太陽光が室内のどこまで差し込むかを確認して照明を調節したり、人や植物をコンテンツ内に配置して人の流れや視線に入る風景を確認したりすることもできます。

BIMソフトでも同様なプレゼンテーションはできますが、どうしてもソフトに習熟したプロの助けが必要になります。その点、3Dインタラクティブコンテンツにすると、一般の人でもBIMソフトならではのリアル感を簡単に体験できるのが強みですね。

出来上がったVR作品は、無料ソフト「Autodesk LIVE Viewer」で見られます。

ヘッドマウント・ディスプレーは

 

HTC ViveとOculus Rift

 

に対応しています。

Autodesk LIVEで作成したデータは、オートデスクのゲーム制作エンジン「Stingray」で加工することができ、コンテンツの見方を操作する画面を柔軟に変更することができます。

Autodesk LIVEの利用料は1カ月5000円となっており、OSはWindows 7(SP1)/8.1/10の64ビット版となっています。

せっかくリアルなBIMモデルができたなら、もうひと手間かけてVR作品を作ってプレゼンすると、ひと味違った成果がえられるかもしれませんね。

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