管理人のイエイリです。
建築ピボットの老舗ソフト、「DRA-CAD」は、建築設計者や構造設計者などに、根強い人気を持つ国産の建築設計CADです。
その最新版である「DRA-CAD15シリーズ」がこのほど発売となり、11月1日から出荷されることになりました。
今回のバージョンアップでは、AutoCADやJw_cadとのデータ連携強化が行われ、線の色や幅などをDRA-CAD側で高度に再現する機能などが追加されました。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)時代に対応して、今回は
ナ、ナ、ナ、ナント、
同社のシンプルBIMソフト
である「i-ARM」との連携機能が追加されたのです。
「i-ARM」とは、2015年に建築ピボットが発売した3Dモデリングソフトです。これまでの2次元CADと同じ感覚で3Dモデルを作成でき、3Dでの形状確認や日照シミュレーション、日影・採光の検討などが行えます。
このほか、建築確認申請レベルの図面や求積図、仕上表、建具表の作成も行えます。価格も、年間使用料12万円(税別。以下同じ)と、リーズナブルになっています。
今回のバージョンアップでは、i-ARMで建物の3Dモデルや図面を自動生成した後、その図面データをDRA-CAD15に送って細部の加筆修正をスピーディーに行うことができます。
i-ARMを軸とした、建築ピボット製品でのBIMワークフローが実現しつつあるのを感じますね。
もう一つ、DRA-CAD15の特筆すべき新機能としては、車内ネットワークを利用した
分散レンダリング機能
が搭載されました。
1つのシーンを複数のパソコンで分散してレンダリングするもので、社内で余力のあるパソコンの能力を有効活用できます。台数が多いほど、早くレンダリングできるそうです。
DRA-CAD15の価格は、新規購入の場合19万円ですが、2017年3月まではキャンペーン割引価格として17万1000円となっています。
建築ピボットは、11月24日に東京で恒例の「建築とITのフォーラム 2016」というイベントを開催されます。ここでも、DRA-CAD15やi-ARMが見られそうですよ。