管理人のイエイリです。
ジェイドラフ(本社:東京都新宿区)が発売しているCADソフト「JDraf」は、CAD図面の業界標準フォーマットとなっている「DWG形式」と互換性があり、低価格でJw_cadと似た操作画面も用意されていることなどが評価され、建設業界でのユーザーが増えています。
10月20日に、このソフトの最新版である「JDraf 2016」のほとんどの機能が、
ナ、ナ、ナ、ナント、
iPhoneやiPad
でも使えるようになったのです。
ジェイドラフが、これまでAndroid版しかなかったモバイルCADアプリ「ARES Touch」を、新たにiOS版としてリリースしたもので、JDrafのユーザーはAPP Storeからダウンロードして、無料ですべての機能が使えます。
ユーザーインターフェースは、タッチパネルで直感的な操作が行いやすいものを採用しました。また、図面にはメモや写真、音声による注釈が可能です。
データの受け渡しや同期、共有はメールのほか、DropboxやGoogleドライブなどのクラウドストレージ行えます。 動作環境はiOS 8 以降、CPU:1GHz以上、メモリ:1GB 以上です。
一般の人もしばらくの間は無料で使うことができますが、一定期間が過ぎるとビューワーや簡単な注釈などの機能に限定されるようになっています。
JDrafは、ドイツのグレバート社(Graebert)が開発したCADエンジン「ARES」を使用して開発されました。日本市場特有に要望に応えたため、リリース3年で主要なDWG互換CADソフトの一翼を担うようになりました。
ジェイドラフの親会社であるコンピュータシステム研究所は、今後、CADのモバイルやクラウドによる活用の需要が増加すると見込み、、グレバート社のデスクトップ、モバイル、クラウドをカバーする「マルチプラットフォーム技術」は不可欠と考えています。
そこで、ジェイドラフの社名を
グレバート ジャパン
に変更し、コンピュータシステム研究所とグレバート社が50%ずつ出資する合弁会社として、発展させることになりました。
マルチプラットフォームやクラウドとの連携で、DWG互換CADも新しい時代に突入しつつあるようですね。