管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を使ったコンペと言えば、今年で8年目を迎えた仮想コンペ、「Build Live Japan」が有名です。今年も10月3日~7日にかけて、千葉県木更津市を舞台に開催されます。
一方、高知県中土佐町は、新庁舎建設の基本設計を
ナ、ナ、ナ、ナント、
BIMプロポーザルで実施
することになり、9月27日にプロポーザルの実施を公告しました。
プロポーザルの課題は、約7750m2の敷地に、新庁舎本体の基本設計(延べ床面積2700~3200m2程度)と、230台程度の駐車場や進入道路、自家用給油所、斜面補強対策、隣接する久礼中学校の校庭改造などが含まれています。
設計業務のうち、一般業務は国土交通省の官庁営繕事業に使われるBIMガイドラインに準拠して行います。また、追加業務として風環境や熱環境、光環境などのシミュレーションのほか、ライフサイクルコストや建物環境指標「CASBEE」の評価、各種説明会用のパースや動画作成などがあります。
プロジェクトは2020年度に完成予定で、建設予算は20億円以内(税込み)となっています。
プロポーザル参加希望者には、参考資料の一部が
IFC形式のデータ
として貸与されます。
このIFCは、オートデスクのRevit、グラフィソフトジャパンのArchiCAD、エーアンドエーのVectorworks、福井コンピュータアーキテクトのGLOOBEで動作確認済みというスグレモノです。
プロポーザル参加希望者対象の現地説明会は10月7日、参加表明書の提出期限は10月19日、審査結果の公表・通知は12月6日までに行われる予定です。
地方の町役場が、実プロジェクトでBIMプロポーザルを行うというのは画期的ですね。リアルなBIMコンペだけに、どんな結果となるのか、ワクワクしてきますね。