管理人のイエイリです。
非破壊検査機器のメーカー、KEYTEC(本社:神戸市に中央区)は、コンクリートなどの内部を探査する電磁波レーダー「ストラクチャスキャン SIR-EZ XT」を製造・販売しています。
2700MHzの高周波電磁波をコンクリート中に発信し、内部にある鉄筋を見つけるものです。
このマシンにこのほど、電線管判別ユニット「AC Line Trac」というオプション(PDF資料)が登場しました。
このオプションを付けると、コンクリート中に交流の電流が流れている電線があった場合、
ナ、ナ、ナ、ナント、
水色の線で見える化
されるのです。
使い方はコンクリートの表面を、電磁波レーダーを転がしていくだけです。すると水色の線がピークになる部分があるので、その真下に電線があるというわけです。
交流の周波数は50Hz、60Hzのどちらにも対応しており、深さは25cmまでOKです。
さらにすごいのは、
鉄筋の裏にある電線
もちゃんと見つけてくれることです。
例えば、鉄筋が縦横に交差したコンクリート版の裏側に電線を通し、この電磁波レーダーで検知してみると、鉄筋などの影の下に水色の線が現れます。
コンクリート壁をコア抜きして配管作業などを行うとき、これでチェックしておけば電線の切断、停電といったトラブルの心配が少なくなりますね。
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