外皮性能、一次エネルギーをウェブで計算!3Dカタログ.comに新サービス
2017年2月9日

管理人のイエイリです。

福井コンピュータドットコムが運営する建材・設備サイト「3Dカタログ.com」は、主要建材メーカー100社以上、約5000シリーズの製品を収録しており、WEB上で3Dモデルを表示しながら色やデザインを変えながら、デザインのシミュレーションが行えます。

このデータは、福井コンピュータアーキテクトの建築CAD「ARCHITREND ZERO」などと連携して使うことができ、実際に販売されている建材を使った設計やCG作成が行えます。2016年4月のオープン以来、12月20日現在で会員登録数は1万3700人にも及んでいます。

「3Dカタログ.com」のトップページ(以下の資料:福井コンピュータドットコム)

「3Dカタログ.com」のトップページ(以下の資料:福井コンピュータドットコム)

建材や設備のデザインを3Dモデルでシミュレーションできる

建材や設備のデザインを3Dモデルでシミュレーションできる

このサイトに近く、新しいサービスが追加されることになりました。

2020年までに段階的に義務化される「建築物のエネルギー消費性能基準(省エネ基準)」に基づき、住宅の窓や外壁などの省エネ性能を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

ウェブ上で算定

 

し、住宅の省エネ性能が判定できるサービスなのです。

ウェブ上で住宅の省エネ性能が判定できるサービスのイメージ

ウェブ上で住宅の省エネ性能が判定できるサービスのイメージ

同サイトに収録されている建材・設備機器のうち、サッシや玄関ドア報に、「性能数値情報」や「建材証明書」を追加するほか、同様の情報を含んだ断熱材、太陽光発電、設備機器の製品情報を新たに追加します。

これらの性能情報をもとに、「外皮性能値(UA値、ηAC値、ηAH値)」と、「一次エネルギー消費量」を計算し、住宅の省エネ性能の判定を行います。

判定で得られた計算結果や各種仕様書は、

 

所管行政庁への申請書

 

として、利用することができます。

実際に流通しているメーカー製品の性能と数値情報をそのまま計算に使い、基準に合った建材・設備選定を選び、役所への申請にも使えるので、業務が大幅に効率化できそうですね。

なお、性能数値情報と建材証明書を含んだ製品情報は、全体で約90社の製品に及びます。

建築物の省エネ基準に基づく所管行政庁への届け出は、すでに一定規模以上の建物では実施されており、2017年4月からはその対象が広がるとのことです。届け出になれていない人には、このサービスが大いに役立ちそうですね。

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