VRでマンション、住宅展示場!福井コンピュータドットコムが参入
2017年2月27日

管理人のイエイリです。

マンションや一戸建て住宅のモデルルームや展示場を作るためには、土地や資金、時間が必要です。そして様々なバリエーションがある間取りや階、内外装のどれを選ぶかが悩ましいところです。

福井コンピュータホールディングスの連結子会社、福井コンピュータドットコム(本社:福井県坂井市)は、こうしたデベロッパーや工務店の悩みを解決するビジネスに乗り出しました。

既に実現しているのは、東京・八王子に建設されるマンション「プリリアタワー八王子」のゲストサロンで今年2月から試験運用されているシステムです。

ブリリアタワー八王子の完成イメージ(以下の資料、写真:福井コンピュータドットコム)

ブリリアタワー八王子の完成イメージ(以下の資料、写真:福井コンピュータドットコム)

八王子ゲストサロン

八王子ゲストサロン

展示されているモデルルームの住戸プランとは異なる間取りや仕様を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

バーチャルリアリティー

 

でリアルに体験できる「マンションVRシステム」が導入されているのです。

「マンションVRシステム」で体験中のイメージ

「マンションVRシステム」で体験中のイメージ

ヘッドマウントディスプレーを着けて体験中

ヘッドマウントディスプレーを着けて体験中

このシステムは、モデルルーム内の一角に置かれ、VRコンテンツ化された間取りの内部を、ヘッドマウントディスプレー「HTC Vive」を着け、部屋の中にいる没入感をリアルに感じながら、最大3m×4mの範囲を歩き回って体験できるものです。

体験できる内容は部屋の奥行きや天井の高さ、バルコニーからのパノラマ眺望、キッチンやトイレのサイズ感、家具などのレイアウトイメージなどです。

従来型のモデルルームも用意されていますが、異なる間取りや階のイメージをバーチャルなVRで補完することで、販促効果も高まりそうです。

空間の広さや高さ、建材や住設機器を見ながら生活イメージを提案

空間の広さや高さ、建材や住設機器を見ながら生活イメージを提案

階数別のバルコニーや部屋からの眺望イメージを体験

階数別のバルコニーや部屋からの眺望イメージを体験

模型モードで住戸全体を見ながらプレゼン

模型モードで住戸全体を見ながらプレゼン

このシステムは、モデルルームの運用を想定して、ヘッドマウントディスプレーや高性能デスクトップパソコン、4Kモニター、ソフトウェアのほか、VRコンテンツまでを含めたパッケージとして、福井コンピュータドットコムがレンタル提供するものです。

作成に手間と時間がかかるVRコンテンツの作成も、内観1戸分が費用に含まれており、価格は年間190万円(税別)です。

「マンションVRシステム」のパッケージに含まれる内容

「マンションVRシステム」のパッケージに含まれる内容

さらに同社は、VRを使った次なるビジネスとして「3Dバーチャル展示場」も、2017年春のオープンを目指して着々と準備を進めています。

インターネット上に住宅会社の3D仮想モデルハウスを構築し、パソコンやタブレット、スマートフォンなどで、どこからでも

 

年中無休、24時間公開

 

のモデルハウス見学ができるようにするのです。

3Dバーチャル住宅展示場のイメージ

3Dバーチャル住宅展示場のイメージ

このシステムでは、同社が運営する建材・設備の3Dシミュレーションサイト「3Dカタログ.com」と連動し、国内で販売中の建材や設備を入れ替えてシミュレーションできるものです。

コーディネート結果は建材情報を含んだイメージボード形式で保存や出力ができます。実在する建物は、全天球カメラで実際の内観を撮影した「360°パノラマビュー」も閲覧可能です。

3Dカタログ.comと連動し、内観のシミュレーションからイメージボードの出力まで行える

3Dカタログ.comと連動し、内観のシミュレーションからイメージボードの出力まで行える

まずは同社のある福井県版を皮切りとして、2017年春にWindowsパソコン版をプレオープンし、2017年夏にすべてのパソコン、タブレット、スマホに対応した本オーブンする予定です。

出展料は福井県版の場合1棟当たり50万円/1年間(税別)となっています。

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