ドローンでオフィス警備!NTT東日本などが屋内飛行システムを開発
2017年3月28日

管理人のイエイリです。

オフィスの自動巡回警備と言えば、床上を歩き回るロボットを想像してしまいがちです。

しかし、床にモノや家具などが置いてあると、なかなかスムーズに動き回れないですよね。

そこで総合ビルメンテナンスを手がける大成と、ドローン事業を展開するブルーイノベーション、そして東日本電信電話(NTT東日本)の3社は、ナナメ上の発想による「T-FREND」というサービスを編み出しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

ドローンを屋内飛行

 

させて、オフィスの自動巡回警備を実現する方法なのです。

オフィスを自動飛行しながら警備を行うドローンのイメージ(資料:NTT東日本、ブルーイノベーション)

オフィスを自動飛行しながら警備を行うドローンのイメージ(資料:NTT東日本、ブルーイノベーション)

土木工事の進ちょく管理で使われるドローン測量はGPS(全地球測位システム)で位置を確認しながらの自動飛行と、パイロットによる手動飛行が一般的です。

しかし、ブルーイノベーションは、GPSを使わずに室内の位置を推定するシステムを持っており、ドローンの巡回時間やルートを設定することで、夜間でも屋内を自動飛行させることができます。

ドローンにはカメラが搭載されており、オフィス内を飛行中に映像や画像を撮影します。当然、機密性の高いものが写っていることがあり、万一、ドローンを盗まれたりすると大変です。

そこで、登場するのが、NTT東日本の技術です。ドローンが撮影した映像などは、即座に高セキュリティーの

 

クラウドサーバー

 

に送られ、厳重に管理されます。そして、後日、いつでも映像をチェックできるのです。

警備員がリアルタイムにオフィス内を巡回すると、大変な手間と労力がかかりますが、一度、映像のデータにしておくと、映像の異常発見などを自動化する道も開けそうですね。

そもそも、このシステムが開発された目的は、意外にも(失礼!)社員の残業抑制による健康増進にあるのです。不審者の監視や警備はもちろんですが、遅くまでオフィスに残って仕事をしている社員に、「早く帰りましょう」というメッセージを送るのも、重要な役割のようです。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »