管理人のイエイリです。
リコーは、工事現場の施工管理に使うデジタルカメラ「RICOH G800」を発売しています。
一般向けのデジカメと違い、工事現場の過酷な使用条件に耐えるため、防水・防塵・耐衝撃性を兼ね備えた、独自の製品です。
同社はこのほど、また現場に密着した新製品を発表しました。
その名も「RICOH G800ジオショット3Dキット シリーズ」というもので、2台のG800を使って写真を撮ることで、
ナ、ナ、ナ、ナント、
現場を3次元計測
することができるのです。
2台のG800をこのキットに取り付け、三脚などに透け付けて写真を撮り、パソコン用ソフト「ジオショット 3D」に読み込むと、道路内の計測や作業員が入りにくい危険な場所などの測量を安全に行うことができます。
計測モードは5つあり、(1)2点間の距離、(2)1点と直線の最短距離、(3)1点と面の最短距離、(4)面積計測、(5)角度計測です。
計測範囲はカメラ全面から奥行き5~15m、計測誤差は垂直・水平方向の標準偏差が±4cm、奥行き方向が同±6cmとなっています。
気になるお値段ですが、G800対応のものが
90万5000円(税別)
で、2台のG800カスタムモデルやステレオカメラアダプター、「ジオショット3D 」(NTTインフラネット製)、専用ケースなどが含まれています。また、GPS(全地球測位システム)に対応したデジタルカメラ「G800SE」用の製品は、98万円(税別)となっています。
意外と高いような気もしますが、これまで交通量の多い危険な場所などをメジャーを使って測っていた作業が写真を撮るだけでよくなり、しかも画像として現場を丸ごと記録することで測り忘れもなくなることを考えると、安いかもしれませんね。